フィッシュマンの涙 2016
65点
治験のバイトをしたら魚になっちゃった男にインタビューをする、新人記者...
バイオレンスアクションだけじゃない
韓国映画の文化の懐の深さを痛感させられる珍作でした
魚人間の見た目はめちゃくちゃ胡散臭いんだけど
目とか鼻とか口が微妙に動いたりもするので
なんだか変な生々しさがあって
徐々に愛着がわいてきました
アコーディオンを使った間抜けな空気感のある音楽も愛くるしくてよかっですね
話は
魚人間にせまる新人記者と
魚人間VS製薬会社の訴訟問題の
2頭軸なので
新人記者の会社内での扱いやら
製薬会社の新発明やら
世論やらなにやら
色々と展開豊富で
93分
中だるみほとんどせずに観れましたし
そのストーリーの中に
現代の寓話オトギ話のような
普遍的でもあり現代的なメッセージ
若者の就職難という切り口から
今の環境を受け入れて生きていくのか
それとも
とことん戦うのか
というメッセージが
込められているようにも感じました
新人記者の成長なんかも
ベタながらもいいですし
他の登場人物の心境の変化ってのも
見応えありました
ただやっぱり
色々ツッコミどころ満載だし
いくらなんでも風呂敷広げ過ぎなところもあるし
魚人間のディテール弱い部分あるしと
淡水なのか海水なのかとか
不満点もありましたが
なかなか侮れない
さかなクン映画でした
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