誰もが愛しいチャンピオン 2019 60点

誰もが愛しいチャンピオン 2019 118

60点

知的障害者のバスケチームのコーチを務めることになったプロのバスケコーチ...

スペインの実在する障害者チームから

着想を得たスポコンコメディです

障害者を扱ったデリケートな題材ですが

障害者を良い意味で、あまり大切に

扱っていない、

言ってしまえばリアルな扱いは

非常に好感をうけました

特に主人公のコーチが

障害者に対する差別意識、

優生意識バキバキで

こんなヤツらに教えられるかい

っていう

観客も心のどこかで感じている

障害者への嫌な目線を言動化するので

心にグサッと来るものがありました

しかも

障害者の障害、

個性との言い換えれると思いますが

彼らの個性を活かした話運びや

ギャグの数々はなかなかに

キレキレでしたし

障害はあくまで個性

っていうか

あなたにも何かしらの個性ありますよね的な

メッセージもあって、

前向きに理解が深まって

色々良かったんですが

如何せんスポーツ描写がダメダメで

全体的な満足度は低めとなってしまいました

まず

主人公のコーチが

周りからの評価のみでしか

凄さを表現してないので

具体的にどう凄いのか全然わからないのと

もひとつ

選手たちの練習が本番で特に活きてこない

この練習がどう成長させてるのか

わからない

っていうスポコンとして致命的な欠点が

あって

試合シーンが、全然面白くありませんでした

フィルマークスだと異様に評価が

高いんですが

スポコン好きとして個人的には

正直イマイチな障害者スポーツ映画でした

#生きている 2020 98分 NETFLIX 65点

#生きている 2020 98分 NETFLIX

65点

ゾンビが蔓延した世界でなんとか生き抜こうとする一人暮らしの青年...

韓国のサバイバルゾンビ映画です

ゾンビが大量発生して

街に溢れ出すの設定は

新感線そのまんま

ゾンビの特徴もそのまんま

なんですが

戦い続ける新感線とは違い

今作生きているは

部屋にこもり続け、

いかにして生き延びるか

いかにして

ゾンビと遭遇せずに生き延びれるか

をメインとした

ゾンビ映画なんだけど

脱ゾンビ映画といった

趣きになっておりました

ゾンビについての情報をどう得るか

からはじまり

ほかの生存者ははたしているのか

てか食料何日持つのやら

みたいな

自分だったらどうしよう的な

生活感溢れてるけど

生命の危機が迫りつつあるっていう

静かな恐怖

けれど

部屋から1歩外に出たら

全力疾走するゾンビの地獄

っていう

部屋の中と外とのギャップが

観ていて、なんとも言えない緊張感を

産んでいて良かったですし

たまに部屋の中にもゾンビが

侵入しそうになったりもするので

そこらへんの緩急も良かったと思います

ただ

ちょっとゾンビと戦うシーンが

あまりにも

都合が良すぎるので

結構興ざめした部分もありますが

やはり

韓国映画の実力を見せつけられた

ゾンビに遭遇せずに

生き残れるかサバイバル映画でした〜

コリー二事件 2020 65点

コリー二事件 2020 122

65点

経済界の大物を殺した老人を

担当することになった新米弁護士...

ドイツの法廷サスペンスです

自分の恩人が殺された事件を

たまたま引き受けることになった

新人弁護士が

なぜ殺されたのか

犯人の動機に迫ろうとするけど

黙秘しっぱなし

どうしたもんか

と独自に調べていくうちに

とんでもないことが...

的な法廷サスペンスの王道設定ですが

いかんせん結構な時間

黙秘をしているので

その時間は話がなかなか前に進まず

正直、退屈、面白くありませんでしたが

主人公の過去を記憶をきっかけに

容疑者の老人の過去を遡っていき

事件の本質に辿り着く

中盤以降の展開は

めちゃくちゃに胸糞なんですが

面白かったですし

裁判で明らかになる

ドイツの負の歴史との向き合い方

そんで

その負の歴史とのずるい折り合いの付け方

が

この裁判にどう関わってくるのかは

映画自体は

実設定を元にしたフィクションとの

ことですが

戦争犯罪者

いわゆる戦犯を何人も野放しにして

しまっている

日本も他人事ではないなと感じましたし

殺人が正当化されてしまう

戦争って

ホントにおかしいなと

強く感じました

前半の退屈さを

補うような後半怒涛の展開が

力強くも切ない裁判映画でした

謀殺、計画して殺すこと

故殺、一時の殺意によって殺すこと

ぐらんぶる 2020 35点

ぐらんぶる 2020 107

35点

大学で謎のサークルに入ってしまった

2人の青年...

監督は賭ケグルイ、あさひなぐ、トリガールなど凡作多めのハナブサツトム

原作は

井上ケンジ原案

ヨシオカきみたけ作画の

同名漫画となっております

冒頭の目が覚めると

全裸で大学にいる

そしてまた目が覚めると

またまた全裸で大学にいる

っていう謎すぎるタイムリープっぽい

設定と思い切りの良い裸芸の掴みは

めちゃくちゃ良かったんですが

基本的には

そこの謎

なぜ裸で目覚めるのか

が解消されたあとは

まじで面白くない

リアリティがまるでない

謎のサークルのくそつまんないヲタ芸と

これまたリアリティがない

謎のサークルに関係する

小倉優香はじめとする美少女集団との出会い

っていう

漫画でならギリ成立する案件を

実写で直球で放り込まれるのは

相当きついもんがありました

なんか

大学のサークルあるある

とかいくらでもいいネタあると思いますし

最初から最後まで

ホモネタ、マッチョネタ、

アルコールネタ、下ネタ中心で

回されると

滑ってるを通り超えて

なんか怒りが湧いてきましたね...

ついで

大学生に不可避な性欲どうしてんの問題とか

単位どうしてんのとか

一人暮らしの部屋どうしてんの

バイトどうしてんの

とか

サークル活動以外のディテールが

ほぼ完全に削ぎ落とされてるのも

人物への深みを感じられず

本当に面白くありませんでした

イケメンやマッチョの裸

美少女のやる気のないビキニが

見れますが、意識低い大学生の

日常のように、中身スカスカな

クソ滑り青春コメディ映画でした〜

ブラックアンドブルー 2020 65点

ブラックアンドブルー 2020 108

65点

新人警官は先輩警官の汚職現場に

遭遇してしまう...

新人警官、しかも黒人女性が

上司の汚職現場に目撃してしまう

なんならカメラにおさめてしまったから

さあ大変

上司はバレたら即逮捕

証拠のカメラと主人公を消そうと

躍起になって死に物狂いで

追いかけてくる悪徳警官

それに対抗しようとも

連絡手段はほぼ無し、

移動手段もままならない

頼れる仲間もほぼいない

という

絶体絶命、かなり詰みの状態に

追い込まれてく主人公の境遇には

かなり緊張感を持って観ることが

できましたし

所々工夫してるなー

と関心しまう箇所があって

楽しめたは楽しめたんですが、

108分の映画なのに

ちょっと中だるみしてしまう時間が

結構あったり

夜まで待って逃げればいいのになあ

とりあえず服着替えればいいのにあ

みたいな

自分だったらこうするのに的な

箇所が何ヶ所もあって

結構ノイズに感じてしまいました

終盤の

映画が伝えたいメッセージも

警察の横柄さを伝えたいのか

黒人に対する差別意識を叩きたいのか

ちょっとピンぼけしているような

感じもありましたし

ガンアクションもロジカルではなく

雰囲気ド派手なドンパチになっていたので

なんだかなあという感じでした

それでも

誰も信じられないし

誰も信じてくれない型の逃走劇

として

そこそこ楽しめる窮鼠猫を噛む

アクション映画でした〜