いぬやしき 2018
70点
すごい力を手にした佐藤健...
原作はGANTZのおくひろやさん
監督はアイアムアヒーローの佐藤信介さん
です
いかにも奥浩哉っぽい
キャラ配置、セリフ、ストーリーに
やれやれ感も覚えますが、
なかなか面白かったです
前半の
静かに始まる
終わりの始まり的な日常描写
佐藤健の高校での生活
木梨義武の冴えないサラリーマン生活
&家庭でのなさけない立ち位置
みたいなのは
個人的には結構好きでした
木梨義武さんの
仕事の疲れで老け込んでしまった感じとか
いやらしいなあと
そして佐藤健が超能力を
じわじわ発揮し出すあたり
自分の人生を見つめ
力を解放していくくだりは
燃えるというか
やるせなさのようなものを感じました
肝心の空中アクションも
CGの荒らさこそありますが
そこは
「まあ、漫画原作だからあえて漫画っぽくしてるんだよね」
というそういうロジックで自分を納得させていた部分もありますが
かなり立体機動感と
迫力あってよかったと思います
けれど
やはり
ラストはいいんですけど、
肝心の終盤がイマイチで
父と家族の関係を
あそこにもってくるのであれば
前半に
父と家族の関係、
なぜ父親としての機能不全になったのか
という点を
もっともっと掘り下げてほしかったなと
思いました
アクションもストーリーも
かなり見応えがあって楽しめましたが
人間ドラマ、
特に父親側の描き込みが
足りない
セカイ系ならぬ新宿系アクション映画でした〜