打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか 35点 2017

好きな女の子と花火大会に行くことになった主人公...



リリィ・シュシュのすべて
花とアリスの
岩井俊二さんの原作を

モテキ、バクマン、
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールの
大根仁さんが脚本

そして
主演声優
菅田将暉と広瀬すず

さらには
米津玄師
だおこ
の歴史的名曲をテーマソングに

さらにさらに
前年には君の名は、聲の形の
アニメ映画の良作が公開されていて
アニメ映画なめんなよの下地があるなかで、
この作品ですが…

なんなんでしょうか
この全てのファンを裏切るような
この出来は...


90分の作品なのに
中身スカスカ
登場人物の行動トロすぎ
伏線皆無
キャラ萌え皆無
無駄なエロ描写のサービス精神がきもい
あと中学生ヒロインの等身のおかしいスタイルの良さ


と
良いところがありませんでした

こんな
現実と戦わずして、
ろくにけりをつけずして
現実逃避して妄想沼にハマっていくだけの話
(捻りもないし)

にどうこころ動かされろっちゅー話ですよ


声優のレベルもイマイチだし
絵の演出もちょっと変なとこあったし



あんだけいい曲の
今後毎年夏になると
ラジオで200%流れるだろう
打上げ花火が流れても
ポカーンな
アニメ映画でした

ユリゴコロ 45点 2017

殺人にハマった吉高由里子





沼田まほかる原作ですが
面白くありませんでした

過剰な演出に
ダサい台詞、説明セリフを
叫ばせ、もうやめて

警察も、ヤクザも無能で
そりゃないよ

DVDに字幕版ないから
何度も巻き戻して聞き取ったり

それでなくても
回想メインでテンポの悪い構成なので
遅い


伏線も下手くそで
「いやいや、観客みんなそれ知ってるよ...ほら、今頃驚かれても、だから観客みんな知ってるって」
っていう仕掛けなのかよくわかりませんが、
気持ち悪かったし

生活感がなさすぎる
主人公まわりの描写も
気に入りませんでした...

テロ、ライブ 85点 2014

爆弾テロの犯人からラジオ番組に電話がかかってくる...



韓国映画やっぱすごいです

このあと同じ設定で
2016年に日本でグッドモーニングショー
同じくアメリカでマネーモンスター

というなかなかクソな映画が
つくられるんですけど
どんな気持ちで作ったんでしょうかね...


テロライブは
タイトルの通り
ほぼ映画の進行と上映時間がリンクし
変な回想とか入れることなく
緊張感が途切れませんでした


主人公と犯人との電話のやり取り
主人公とプロデューサー、アドバイザーなどの番組スタッフたちとのやりとり

と
究極の生放送を通じて

番組側、犯人側とパワーバランスが
揺れ動く感じ！
主人公とその周辺の人物像が浮かび上がる感じ！
そして見ている自分が
緊張感して唾を飲み込んでる感じ！

と
もうもうノンストップでダイナミックな
展開の数々に感心しっぱなしでした


事件も矮小化せず
あのとんでもない方向に進む感じも

「テロリストとは交渉しない」という
使いがちな美辞麗句の先に何が起こるのかの
終着を見せてくれてよかったです


ただ
もっとテレビの画面を通じた
映像欲しかったですし
視聴者の目線あってもよかったんじゃないかなあとも
思いますが

全然これ大好物です

最後までハラハラしっぱなしの
生放送、映画でした

亜人 50点 2017

死なない人間亜人ＶＳ人間




監督は踊るシリーズの
本広克行もとひろかつゆき
です


原作の痛点刺激胸糞感は表現できてるし
アクションも超単調ながら頑張ってるし
リアリティは無きにしても
大胆なテロ展開もなかなか

と思ってもいたんですが


この映画、
セリフがすべて説明的
もはや
台詞ではなく
説明でなりたっていることに
気が付き苦笑いが始まってしまいました


にもかかわらず



あんだけショッキングな展開のあとの日本
さらには世界への影響やら
幽霊の能力の説明やら
急に、人が変わったかのように戦い出す
佐藤健の動機やら


肝心のアクションシーンに
必要な設定や強い動機の説明は
全然してくれない
超不親切な映画となっておりました


どうでもいいストーリーは説明しまくるのに
欲しいところの説明がないので
違和感というか、ストレスハンパなくて

頑張ってるけどアクションわりと
どうでもいいっていうか...

それ聞いてないんですけど
っていうか...

もっと効率的な戦い方あるんじゃねーの
っていうか


ラスト超ダサくね



以上終わります！

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 65点 2012

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
2012
65点


ボンクラ2人の別荘での休暇が
あほ大学生達によって壊されていく...



それくらいの前情報でいいと思います

どんな感想を言ってもネタバレ
というか、
この映画の面白さを損なうだけなので
まだ見てない人は

普通に結構グロいけど
不謹慎ながら笑える
スリラー風コメディ
としてかなり優秀なのでササッと見てください


ということで
ここからは楽しみを損なうだけの感想です


アホ大学生によって
ボンクラ2人が殺人鬼に仕立てあげられていくというストーリーは、
ほかにはないんじゃないのという面白いものでした

最初、大学生の数があまりに多くて
これどう話に絡めてくんだとか思ってましたが

いらぬ心配で
ただ、死ぬ要員ということで納得しました

毎度毎度不注意すぎるアホすぎる死に方に
グロと笑いが来る感じも新鮮でしたし

一応伏線らしきものを回収して
死んでいくので
ほどよくロジカルで楽しかったです


終盤の展開はすこし物足りないかなあとも
思いますが

気軽にさくっと楽しめる
グロいけど笑えるナイスな映画でした