やっつけ映画批評!

主に映画を
あらすじを1行で!
ネタバレ無しで!
簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

ファントムスレッド 2018 65点

2018-12-30 13:36:16 | 映画



"仕事と私どっちが大切なのよ?沼"の底を覗く

恋→愛に化ける過程の心領地の取り合い&力関係の変化を深々と描き
(あれ...いつのまに逆転w?)
2人の喜怒哀楽がビンビン伝わってくる

でもこれキッツくないか?
茸綱渡り愛ってさせたいの?
女性の皆さん!採寸エッロ

TAG タグ 65点 2018

2018-12-28 23:33:05 | 映画




大人の本気の鬼ごっこが今始まる...





まさかの実話ベースの
馬鹿な大人の本気の鬼ごっこ映画でした


主役はエドヘルムズ
鬼ごっこの天才をジェレミーレナーが
演じています

鬼ごっこにかけるおバカな情熱を推進力に

会社、アパート、森、ゴルフ場など
ステージを変え
鬼ごっこを繰り広げるのは
鬼ごっこの天才の思考回路を
辿れるスローモーションアクションもあって
なかなか楽しめました

ただ
やはり鬼ごっこ、限界があって
スローモーションを多用しすぎて
ちょっと飽きてしまったのと

あまりにやりすぎな演出が

映画的な盛り
なのか実際にやっていたのか不明なので
微妙にノイズに感じてしまいました


だったら
最初に実話に基づくとか明かさずに
最後の最後に
実は実話でした

とか言ってくれれば驚きも
ましたんじゃないかなあと思います


とってつけた感のあの感じの終盤も
もういいよって感じだし

ルール変更もめんどくさいし

うーん

そこそこ楽しめるけど
所詮鬼ごっこだよなと
言わざるをえないコメディアクション
映画でした


羊と鋼の森 65点 2018

2018-12-21 12:45:26 | 映画






ピアノの調律師になりたい山崎賢人





オレンジという土屋太鳳主演の最低映画を
作り出した橋本光二郎監督

君の膵臓を食べたい
とかいうこれまた最低原作を
世に出した、本屋大賞受賞の宮下なつの
同名作品が原作ということでしたが


調律師という
フェルミ推定でお馴染みの
特殊職業の日常を丁寧に
描き、積み重ねていくのは
とても好感を抱きました



整調、整音、調律の
調律の基本を手際よく説明し
(個人的には専門学校の描写とかもっともっと掘り下げて欲しかったですが)


88の鍵盤に対する真摯な姿勢
まなざしは、
身をつまされるものがありました


ただ、
山崎賢人の成長描写がぼんやりしてたり

あまりにも
調律師調律師しすぎて
プライベート、何してんだかわからないので
主人公としての魅力に
欠けていたように感じます


昔から人より耳が良くて
調律師始めたら
もっと繊細な聞き分けが出来るようになった
とかやってくれれば
スポ根的にも良かったですし


せっかく何人か調律師がいるので
それぞれのエピソードも山崎賢人周りの
エピソードを削ってでも
もう少しみたかったです



それでも
ピアノ内部の細かい部品や
ピアノを弾く指のアップなど

温かみのあるカメラワークと
三浦友和演じる師匠の実在感は

優しい気持ちにさせてくれました


山崎賢人映画として敬遠するには惜しい
調律師映画でした〜








ロープ戦場の生命線 55点 2018

2018-12-20 21:14:05 | 映画







井戸に落ちた死体を引っ張るためのロープを探すベネチオデルトロ...




1995年、
停戦直後のバルカン半島のある村を
舞台にした
戦争、というより、
停戦、を扱った作品でした


国境なき水と衛生管理団に所属する
ベネチオデルトロとその陽気な仲間たちが

死体を引き上げるロープ探しという
なんとも推進力の弱そうな話を主軸に


いじめられている少年との交流や
停戦とはいえ緊迫感だらけの
検問などでのやりとり
衛生管理団と平和維持軍とのやりとり

など色々とあるんですけれど

ロープ探しという話が
オブラートに包まず言ってしまうと
しょぼい、のと
停戦という

ワンランク下の緊張感がやっぱり弱くて
退屈だなというのが、正直な感想です

途中めちゃくちゃ長いのに
割とどうでもいい会話シーンがあって
なんどか船を漕いでしまったのは内緒と
させてください


それでも
停戦、という
第三者によって
強制的に作られた平和的状況と


井戸の中の死体引き上げの為の
ロープ探しの結末の
(の、が多いですけど)

ロープ探しなどの結末を
いざ当事者の目線、
その国に住む人の目線で見ると
なんとも皮肉な味わいがありました


もっと内容はコンパクトにできたよなあ
テンポ上げれたよなあ〜とも思える
停戦映画でした〜


ヴァレリアン 千の惑星の救世主 35点 2018

2018-12-19 12:58:51 | 映画






西暦2740年、宇宙の平和を守るため
デイン・デハーンと
カーラ・デルヴィーニュが
ある任務につく...




セクハラ疑惑レイプ疑惑の
リュック・ベッソンが監督脚本をつとめます


正直、この手のリアリティラインの
宇宙系SF作品はかなり苦手なので

あまり乗り気ではありませんでしたが、
やっぱりダメだなと再確認しただけの
作品でした

137分という上映時間に見合う内容は無く

ただ、風変わりな宇宙人
ただ、遠い未来のガジェット
ただ、本筋が薄いために脇道にそれまくりなストーリーと

とにかく
どっかで見たことあるようなエピソードの
一つ一つが長くて、
面白くなくて、
テンポが悪くて、
まったく面白くありませんでした


沢山出てくる宇宙人も
なぜその外見になったのかのロジック、
暗い星だから目が大きい、耳が大きいとか
なんかそういう気の利いた裏設定みたいなのを
感じられなくて面白くないし


ガジェットもちと凝りすぎてるのはいいんだけど、
特に後半活きてこなかったり
ってのも面白くないし


そもそも
映画での会話のやり取りの
ほぼ全てが説名台詞というか

業務連絡

「結婚しよ?」
の2択で

財務省のセクハラおやじのごとく
「おっぱいさわっていい?」
的なノリで
「結婚しよ」
って言ってくるので重みもなければ
面白みもないという、
とにかく

見た目も残念
セリフも残念
ストーリーも残念と

三拍子、三拍子以上ありますけど
色々と揃った残念SF映画でした