鳥取砂丘の青い風(吉村達也)/70点

会社クビ＆妻子に逃げられたメタボ電車オタが各駅停車で東京から鳥取を目指す...！


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の設定だけで、もうイケるでしょ！
吹っ切れて電車の中で車掌マネして各駅の名前羅列しちゃうあたり抱腹ʬ

当てのない思いつきの傷心旅行だけかと思いきや、きちんと時間的制約やら並行進行する話を持ってきていて、A面B面どっちも面白ろいので、読む速度体感倍になってたお
かたや各駅停車、かたや新幹線て...。

しょーもない登場人物配置に若干うんざりしたけども、まあ、まあ、まあ、多めに見ようかなあ。
映像化はするとげきなえしてしまうけども、小説なので...。

予想だにできない展開とラストの心地よさ＆アンニュイ余韻がまた心地よい！
仕事金言もあるしな！

時刻表きちんと調べた作者に拍手と、思いきや、お亡くなりですか...。
本当にありがとうございました。
楽しい小説でした。

ある日、アヒルバス(山本幸久)/30点

バスガイドさんのお仕事ばなし...



なのですが、盛り上がり欠け、意外性もなく、バスガイドトリビアもなく、
読んでて予想の範疇を超えないので非常に退屈...。

キャラの作り込みが甘くて、仕事小説なのにモチベーションが見えなさすぎるし、
仕事のストレスも早起き睡眠時間少ない...くらいっておいおい。
確かにしんどいけど、もっとあるだろ！

集合時間遅れて客同士トラブルとか、
バスの事故とか、迷子とか、給与面とかコースプレゼンとか、先輩新人の内面変化とか、先輩ならではの職業観とか！

仕事金言いっさいないってどゆこと...。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/80点

宇宙のはみ出し者たちが、宇宙を救う...！？



これは…何回テンションあげてくれるのよ！！すんばらしい！
説明が少なくて、？な箇所はあるんだけど、そこらへんも想像力使って楽しめばええじゃないの！

色鮮やかな宇宙空間に、北欧風お洒落な宇宙船！と思いきや、メソポタミア文化っぽい悪役宇宙船やら出てきて、見た目楽しいやないすか！
、、宇宙空間どうなってんのよ、のツッコミもあるけども！気にしない！


そんでね、話運びもテンポ良いし、整合性あるし、見せ方も斬新だし
言うことなし！

あいつらがチームを組む理由とか、利害関係が理解できる範囲でややこしいから脳汁分泌ちょうどいい～

脱獄シーンのテクニックと抜けた笑い感のバランス！

終盤のおいおい人死にすぎだろ感のダークネスっぷりも刺激的で、普通じゃない傑作映画感があります！


産業用マシンだから！
実は○○だから！
的な無理くり設定も愛おしいです。

ラストのあざとい感じってのもわかる！
けど、いいじゃん！
小道具小ネタ小トリック面白いし、キャラもぶっ飛んでいて賢く面白いんだから！

エディット・ピアフ-愛の讃歌-/60点

幼少期娼婦に育てられ、その後激動の人生を歩んだシャンソン歌手エディット=ピアフ(マリアン=コティアール)のノンフィクション映画。

この作品で主演のマリアン=コティアールはアカデミー主演女優賞を受賞。フランスの映画なのに


ぶっちゃけシャンソン歌手なんてのはもう流行ってないね…。
ちなみに"愛の讃歌"てのは彼女の代表曲


日本でゆう美空ひばり的なポジかなー
演歌ごり押し映画って考えれば想像しやすいべ…

映画は彼女の成長シーンと衰退シーンを交錯ぎみに展開され、必要以上に登場人物が出て来て、集中して見ないと置いてかれる。


しかもストレスキャラ多過ぎてなんだか汚い。
もっと綺麗でお洒落ーな映画か思ってただけに残念。


シャンソンに限らず、音楽の映画は音楽の好き嫌いがあるし、ついでに薬物&恋愛&挫折とか展開読め読めだからなんかつまんないなー

高飛車に歌ってばっかだし


「RAY」のがおもろい
知ってる曲あるしな…


半世紀後、エイ○ックスが浜崎あ○みの伝記映画とか作るのであった…笑

蝶の舌/60点

喘息持ちのモンチョは一年遅れで学校に通い、グレゴリオ先生に出会う。しかしスペイン内戦の日は近づいてくるのだった…


うーん勉強不足露呈

いや…もっとハートフルムービー期待してただけに、がっかり。ビッグフィッシュ的なね


淡々と主人公目線の牧歌的な映像と細切れなエピソードで物語は進行し、衝撃のラストへひた進む、んだけど…興味が沸かない!!
何回寝たことか…


終盤に伏線が集まる感じは一切ないし、笑えるシーンもない。

文化違うからわかんない箇所多数


全体的に頭使ってない脚本"したこと作文"的なんだよねー-…


泣ける装置はワンピースアラバスタ編と同じ!!笑