やっつけ映画批評!

主に映画を
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簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

プールサイドデイズ 65点 2014

2018-07-29 09:15:57 | 映画


プールサイドデイズ 2014
65点


ややこしい家族と訪れた滞在先で
プールに通うボンクラ根暗男子...





親からは過保護な視線
けれど、思春期それはヤダ
っていう自我を作る過程で

親離れしたい
夏になんかしたい
けど自分に自信が持てない

だっておれ性格ちょっと変だから...

という誰もが経験したであろう
あの歯がゆい
もどかしい感情を
味あわせてくれます

まあ、こんな上手くいかないんですけどね...



水着も持たず
行くとこないからプールに通ってたら
陽気なおっさんに絡まれて
というちょっと無理矢理なストーリーも

おっさんのメンター的な気遣い
道しるべになってやろう的な優しさと
思うと

めちゃめちゃ良いじゃないですか、、


プールでの日々の中で
ユーモアと自信をさずけられ

それを武器に我が家族と戦う、
いや、戦えてない、
いや、戦う
いや、やっぱり...

の葛藤は
見ていてちょっとイライラもするんですけど
1歩ずつ確実に前に進んでる感もあるので
微笑ましくてよかったです


謎のダンスバトルとか
園内放送とか
ちょっと都合よすぎない?
お客さんノリよすぎない?
とも思いましたが
イチイチ笑っちゃいましたし

プールのおっさんが出てくるシーンも
毎度毎度笑わせてもらいました



ひと夏の経験の
もう二度と会うことが無いかもしれない
人との出会いが
人生をちょっと変えることがあるかもしれない

子どもも親もまた
成長するんだなあと
思える青春夏休み映画でした





ラブアンドドラッグ 65点 2011

2018-07-27 06:59:32 | 映画


ラブアンドドラッグ 2011
65点


MRのジェイク・ギレンホールは患者のアン・ハサウェイに恋をする...





ガッツリ主演2人の
肌が楽しめるエロエロラブコメ、
アン・ハサウェイえっろ!

なんなんこの
仕事の忙しさと下半身の忙しさは比例する
というエリートリーマンあるある
この野郎

しかも
お気楽ラブコメと思いきや
仕事描写もガッツリやるじゃねえか...
MRも大変なんだな...


なんて思っていると

後半からは
恋愛感情の先にある彼と彼女の人生を
見つめるという
濃いめのヒューマンドラマに...


恋愛てのは
所詮
相手の好きなところ
見たいところだけを見て、感じてる
だけなんだなと

そこから先に進むには
ダメなところ、弱いところも
全部見て、受け止める強い覚悟が必要なんだなと

感じました。


お気楽なラブコメのような恋愛は
たしかに楽しいけど

この映画のように
1歩も2歩も踏み込んだ

個人的にはもっともっと踏み込んだ
その先も見たかったし
ちょっと逃げた感もありましたが

踏み込んだ恋愛映画ってのが
前半とのギャップもあって
新鮮に感じました


楽しいだけの恋愛しか見てない
恋愛の幻想にヒビを入れてくれるような
変化球ラブコメ映画でした




オレの獲物はビンラディン 2017 60点

2018-07-26 21:01:46 | 映画
オレの獲物はビンラディン 2017
60点


ビンラディン誘拐をしようとする
アメリカの一般人...





監督がボラットのラリーチャールズ
主演がニコラス・ケイジ

というなんとも言えない組み合わせの
これまたなんともいえない実話がベースの
珍作映画です


ビンラディンがなかなか捕まらないことに
業を煮やしたキテレツおじさんが
パキスタンを目指すという

Zeroダークサーティーのうらで
とんでもないことがあったもんだとも
思いますが

キテレツおじさんのキャラが抜群で
ついつい見てしまいました
92分ですし


冒頭の
ホームセンターの客全員にする
助言だったり

パキスタンに向かう方法だったりが

破天荒なのに
一応のロジックがあるので

「ちょっと任せてみようかな」
と不思議と頼りにしてしまっていました


神様の登場も毎度毎度
効果的だし
話の推進力として
面白かったですし


平和を人任せにしない
まずは動いてみる

という姿勢を
変人という言葉で片付けるには
もったいないようにも思いました


飛行機に日本刀持ち込めるのは
キル・ビルだけだよなあと
改めて感じる珍作コメディ映画でした





リメンバーミー 80点 2018

2018-07-25 22:23:52 | 映画


リメンバーミー 2018
80点


死者がこっちの世界にこれる
死者の日にあっちの世界に
行っちゃった少年...




トイストーリー3の
リー・アンクリッチ監督の
ピクサーアニメ映画です



日本のお盆的な設定にすんなりと
話に入って行けました

死後のメキシカンで極彩色な世界観と

死んだ人みんな骸骨なっちゃうという
ステロタイプなわかりやすいキャラ造形と

何これめちゃくちゃ面白いって感じでした


死後の世界にいつまでもいれないという
タイムリミットの緊張感がまずはずっと
ありましたし


馬鹿犬と胡散臭いおっさんを頼りに

死後の世界を渡り歩く
ギター少年の珍道中は
時間の経過を忘れるほどワクワクしました

骨を使った小ネタとか
記念写真とか
細かい骨ギャグがホントに最高ってかんじでした


ストーリーの意外性を中盤に仕込み

中盤以降は
仲間が連携してひとつの目的に
突っ走るというケイパーアクション的な
展開になるのも、これもう大好きです


今生きてる家族はもちろん
すでにこの世には居ない
代々の先祖に守られ、
自分が今、生きていることの尊さ

そして
彼らを自分の子どもに語り継いでいくこと
さらにその先の世代にも


まさにリメンバーミー

自分の過去も未来も
肯定してくれるような
包容力のある
素晴らしいアニメーション映画でした