ペット/50点

飼い主のいないペットたちのとある日...。



日本興行収入42億？
これで？まじですか

序盤のピタゴラスイッチ的にどんどん悪い道へ進んでいってしまうあたりはワクワクなんだけど、

陽のあたる場所に住んでるペット達の個性弱すぎ＆都合よすぎ問題と

アンダーグラウンド連中の人間舐められっぱなしの話にムカムカムカムカ...。

終盤はスケールデカすぎ＆人間に迷惑掛けまくり、その後どうなんのよこれふざけんなよ

ないくらなんでもやりすぎ展開にイライラが止まらない。


個人的に思うんですけど、
動物の脳みそってめちゃくちゃちっちゃいじゃないですか？

人間と同じレベルでモノは考えられないと思うんですけどね。

そこらへん動物好きの意見、聞いてみたいところです。

空中ブランコ(奥田英朗)/75点

奇人デブ医者伊良部の元にやってくる精神疾患患者たち...



空中ブランコ乗り、
先端恐怖症ヤクザ、
イタズラしたい医者、
下手くそになった野球選手、
糞恋愛小説家
が精神的にまいってしまうお話です。

１話40分くらいの話が５話詰め合わせです。

それぞれのエピソードが無理なくスムーズに展開されるのは気持ちが良い。

変人医者に自分のリズムを狂わされながらも、自分の抱える、傍から見ると笑っちゃうような、
難病に向き合う患者たちをついつい応援してしまう。

誰にでもありえる、共感できるような病状とその解決策は本の中の病人だけでなく、

いろんな人の道しるべになると思う。

ひさびさに気持ちの良い読後感ってやつです！

シンプル・シモン/60点

アスペの弟が失恋中の兄のために奔走する...。



2010年スウェーデン発です。
「満足度たかめ！」の単館系映画という
個人的に苦手な低血圧ジャンルですが、
86分という尺の短さも手伝って、
お得感、かなりありました。
これが2時間だったらちとしんどいかもですが。

アスペ弟の生活描写とそれに付き合う兄の生活が微笑ましい。
ただ、アスペだけど物理の天才的な所はきちんと見して欲しかったです。

助けられていた側が助ける側に回るという王道展開と、野田洋次郎サイハテアイニ的恋愛論を組み合わせて

頑張っては空回り、頑張っては裏目にというあたりじんわり心がくすぐられます。

どんだけ人がいいんだよスウェーデンガール！
兄ちゃん可哀想すぎるだろ！
なツッコミもありますが、不器用な愛が思わぬ角度で成就するラストは「いい映画みたな」と言わずにはいられませんでした。

予告犯/45点

新聞紙のお面を被った犯人が、明日の犯罪予告を動画サイトにあげる...。




ネットで炎上してる奴らをポンポン懲らしめる前半はテンポよくてサクサク見れるんだけど、

事態が進行していくにつれてテンポ悪くなりすぎだろこれ

警察との追いかけっこやら
犯行動機語り回想やら、だらだらだらだら

ただの追いかけっこ15分もやってんじゃねえよ！
ベタベタな底辺労働者回想30分もやってんじゃねえよ！
わかりきった感動するでしょこのオチ15分もやって説明してんじゃねえよ！



序盤で犯人全員わかる設計のサスペンス要素ゼロ映画なんだから、
持ち前かどうかわかりませんが、
スピード感なくなったらもうおしまいでしょ！


間に合うの？間に合わないの？
のカットバックも下手くそだし

オチも偏差値45以上の大学いってれば
予想できちゃうよ！

ケータイで動画撮ったりノロノロノロノロ、、
あーーーなにこれ２時間もあるの！？
80分くらいでやる内容だよこれ

にしても生田斗真の演技って、
わざとらしいよね