やっつけ映画批評!

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罪の声 2020 70点

2021-07-21 21:58:45 | 映画
罪の声 2020 142分
70点

昔、自分が子供だった頃の声が
誘拐事件に使われていたことを知った
星野源、、



監督は
ビリギャル、花束みたいな恋をしたの
土井のぶひろさん

脚本は逃げるは恥だが役に立つ
アンナチュラル
MIU404の
野木亜紀子さん

が担当しております


劇中では企業名などは変わってますが

映画で扱う事件は
実際に1984-1985年に起きた
グリコ森永事件を描いております

原作の塩田たけしさんは
極力史実通りに再現した、
とのことで

エンタメとしても抜群に面白いですが
歴史を学ぶ教材としてもナイスだなと
思います


ストーリーは
おれが子供の時の声、
グリコ・森永事件で使われてるやんけー
やべー震えてきた〜

となり、真実を知りたくなってくる星野源と


グリコ・森永事件を担当する新聞記者
小栗旬が出会い

次第に色々とわかってくる
という
力を合わせる協力サスペンスと
なってるんですが

派手な展開
どんでん返しや
えーあいつが真犯人かい

みたいなものは特にないんですが

ゆっくりと
でも着実にグリコ・森永事件の
真実に近づいていく様子は

星野源と小栗旬の関西弁の違和感こそあれど
緊張感をもって、非常に楽しめました


ついで
新聞の存在意義を問い詰めていく
切り口もあって
切り取り方に
やや物足りなさもあったんですが
それも良いスパイスになっていたと
思います


ただ
ラストに近づくにつれ
あまりにも真実が見えすぎてしまって
この手の映画にやはり必要な
余韻の重みによる恐怖のようなものが
ほとんど感じられず


歴史的な大犯罪、
それに
知らず知らず加担した子供たちの未来、
新聞の存在意義と

重たいテーマを扱ってるにも関わらず
意外にも
きれいさっぱり終わってしまったのが
個人的には残念だったかなあとも
思いますが

情報量の多さとテンポは良さ
ついで
展開の緩急つけかたに
最後まで痺れっぱなしの
エンタメサスペンス映画でした〜

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