シスピラシー 偽りのサステイナブル漁業 2021 90分
75点
プラスチックよりも
石油の流出よりも
海や魚にダメージを与えているのは
漁業という不都合な真実...
2014のカウスピラシー
サステナビリティの秘密で
暴かれた
地球温暖化を進めているのは
環境破壊をしているのは
排気ガスではなく畜産業だ
肉を食べるな
に引き続き
やはり衝撃のドキュメンタリー
海を壊しているのは
魚を虐殺してるのは
漁業だ
魚を食べるな
と
今回も刺激的な内容となっておりますが
ロジカルな論理展開と
耳を塞ぎたくなるような
現実と未来の話に
クラクラしてしまいました
ここから先は
劇中で触れられるほんの一部ですが
例えば
2050年までにサンゴ礁は
90パーセントなくなるとされていますが
その原因は気候変動ではなく
漁業である
とか
漁業は年間2.7兆匹の魚
毎分500万匹の魚を殺すことと
イコールであるとか
ここ50年でマグロの数が97パーセント減
なってるとか
このペースの漁業を続けると
2048年に海は空っぽになるだとか
海が空っぽになると
魚の撹拌力がなくなって
温暖化のブレーキがなくなるだとか
とにかく
いろんな研究、未来予測から
導き出されるのは
漁業が海洋生物を滅ぼしてるのは
まぎれもない事実
ついで
海を汚してるのは
プラスチックではなく
ほとんどが
漁業関係のゴミ
巷で話題の
廃プラスチックではなく
漁業こそが海を壊し、魚を殺し、
地球を壊す張本人であると
いう
超ド級の不都合な真実が
浮かび上がる展開は
そこらへんのサスペンス映画よりも
断然スリリングでした
ほかにも
養殖の問題や
労働環境の問題
日本の捕鯨に対する残酷な姿勢とか
漁業、寿司に対する意識がガラリと変わる
ちょっととんでもない
問題作、海洋サスペンス映画でした〜