やっつけ映画批評!

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簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

ロスト・バケーション 2015 75点

2019-06-26 13:20:08 | 映画


ロスト・バケーション 2016
75点

1人サーフィンをしに来た美女がサメと出会う...




監督はフライトゲーム、ランオールナイトの
ジャウム・コレット・セラ

主演は
レオナルド・ディカプリオの元カノ
ライアン・レイノルズの奥さん
ブレイク・ライブリーです



冒頭の
海に流れ着いたアクションカメラの映像を再生するところから

あ、これ、面白いやつだと
期待してしまいましたが

期待にちゃんと答えてくれた
優秀なサメ映画でした


サメ映画に必要な
サメ映画そんなに好き好んで見ないんですけど

サメ映画に必要な


美女のおっぱい

アホな男たち
グロテスクな傷
やばそうなサメ

そして、海に行きたくなくなる感じ

といった要素がどれも
いいバランスで組み込まれていて
良かったですし

カメラのアングルも
上空、水中、水面など
色んな見せ方をしてくれて

海だけが舞台の作品ですが
86分余すとこなく楽しませて頂きました


他サーファーとの会話
小道具、大道具などの
細かな伏線、仕掛けを
過不足なく使ってくれるし

ロジカルで大胆な話運びは

もうね、たまんなかったです

風呂敷広げすぎないコンパクトな
脚本て言うんですか、
センスあるなあ

いやー、うまいなー、痛そうだなー
サメ怖いなー、うわーやばいなー
どうなんだこれー


もうまんまと製作者の意図の通りに
楽しませて頂きました!

これ
サメジャンルで個人的に最上位かもしれない
サメ映画でした~



日本のいちばん長い日 2015 60点

2019-06-25 19:32:38 | 映画


日本のいちばん長い日 2015
60点


1945年4月、戦争末期の日本の大本営...



1967年の岡本喜八
バージョンは見ていませんが

それのリメイク
監督はクライマーズ・ハイの原田眞人です


終戦の頃、
いったい国のトップは何考えてたんだ?
なんで7月26日にポツダム宣言を受領しながら、そのあとに原爆が落とされたんだ

という
日本は何故か終戦といいますが
単純に敗戦だと思うんですけど


という軍事政治を舞台にした
ヒューマンドラマの中に

歴史的サスペンス
さらには内部で起こる反乱のようなものも
加わってきて

なかなか楽しめました

ただ、この内容は
作り手の意図が当然加わってしまうので
昭和天皇、軍部の描き方なんかは
すこし逃げ腰というか

正当化して

反乱を起こそうとする少佐ばかり悪役に
しているような感覚もありました


そして
なにより
僕がこの映画、というより
日本の歴史、日本の冒した
戦争という絶対悪に対して

誰も責任をちゃんと取ろうとしていないし
国民の命なんてなんとも思っていないし

軍人である、大臣である自分の命こそが
価値ある命として
自害することが、戦争という
犯罪にたいしてのせめてもの
償い

のように、考えているんじゃないかと
伝わってきてしまって、
本当に胸糞でした

そしてその要素の多くは
いまの与党の政治家の大半が思っていることに
通じてるなとも感じました

誰も責任をとらない
国民の命をなんとも思っていない
戦争の反省が全くできていない

ほんとに気持ち悪い国ですよね
日本て

と改めて感じてしまう
戦争会議映画でした

暁に祈れ 2018 60点

2019-06-24 22:23:46 | 映画




タイの刑務所に入った英国人裏ボクサーの地獄スポコン(言葉、常識通じねえ...!)

エンタメ的熱さは少ないけど
本物の(元)刑務所&囚人の異常性と主人公の弱者の目線を通じた没入感絶望感がハンパない...ガクガク

どん底でも自分を信じることはできる、祈ることも

インスタントファミリー ~本当の家族見つけました〜 2019 85点

2019-06-23 00:13:26 | 映画





養子をとろうか迷うアラフォー夫婦...




傑作コメディなんちゃって家族の脚本家
ショーンアンダースが
監督脚本をつとめます

マーク・ウォールバーグと
ローズバーンの夫婦が

養子を取るという話なんですが

なんかもうめちゃくちゃ面白かったです


里親、養子縁組になるまでのシステムを
面白おかしく説明してるのに
すごく笑えるのに、


選ばれる子ども、選ばれない子どもたちの
それまでの人生を想像してしまって
笑える会話が続くのに
心の痛みも延々と続いていました...

親を選べなかった子どもと
その子どもを選ぼうとする里親たちという


すごい構図が展開されるという感じ
やるせなかったです

里親同士の会話もあったりで
楽しいんですけど


なんといっても
出産を経験出来なかった夫婦が
親に愛されなかった養子が

はたしてどうやって家族になっていくか
という点において

全く先読み出来ない
結末もわからないという

親が持てるはずだった母性
子どもが得るはずだった愛情が

欠けた両者がどう歩み寄るか
その繰り返しのディテールがもう
的確で的確で

笑顔が終わった子供の見せる一瞬の表情とか
ほかの里親の抱える悩みとか

そこにある
それまでの人生が少しづつ見えてくるし

少しずつ前身してくんですよ!


日本にも優れた家族映画沢山あると思いますが
ふざけたこのタイトルの映画
家族ものとして
相当上位だと思います


子どもいる家族だと
ずっと琴線に触れられてしまうだろう
ほんとに
素晴らしい家族映画でした







ヒドゥンフェイス 2012 65点

2019-06-18 13:02:33 | 映画




楽団の指揮者をやってるイケメンは
バーで貧乳美少女と出会う...




コロンビアとスペインの合作映画です
96分とコンパクトな尺の中に

エロ、ホラー、サスペンス、など
ほかにもあるんですけれど

色んな要素がぎっしりとつまっていて
なかなか楽しめました

まず
ヒロインの金髪美女の脱ぎっぷりが
とてもよくて

日本も見習って欲しい
生々しくもサービス精神にあふれた濡れ場
かなり見応えありました

そんな
謎多き指揮者の彼氏との
濡れ場中心の恋愛モノと思いきや

ときおる起こる不可解な現象
彼氏が関わっていそうな怪しげな事件と

徐々に雲行きが
あやしくなってきたころにわかる

ある激ヤバな事態には
思わず
目が点になっていました

激ヤバすぎて
めちゃくちゃ笑えたりもするんですけど
心境察すると、すんごい胸が痛いというか

なんなのこの状況っていうね

他ではなかなか味わえない
感覚、ありましたね


エロエロな濡れ場の裏に隠された
人間の闇っていうんですかね(遠い目)

人間の闇と
金髪美女の美乳(美しいほう)がたのしめる
エロサスペンス映画でした~