女子高のカリスマいつみが死んで遺された文学サークルのメンバーたち...。
巧妙な語り口と短編集的読みやすさの
あった原作の映画化です
小説読みながら
「これ面白いけど、映画化しても相当な工夫しないとキツイよなあ」
という危惧をしていたんですけれど
見事的中です
カリスマの死をテーマに
各自が小説を書き、
それを発表しながら
回想に入り徐々に真実が見えてくるかと
思いきや
別の人から見ると全く違う話だし
てゆーか矛盾だらけ、
なにか真実で何が嘘かまったくわからねえじゃん!
という面白くなりそうなんだけど
美少女たちが目の美味しいんだけど
さすがにここまで
the女学院的な学芸会喋り方が続いたり
あまりにも淡々とした映像が続くと
やっぱりキツイです
しかも
何人もの回想をMIXするんじゃなく
ひとりずつ発表するので
まーたこれかよ
まーたこれかよ
まーたこれかよ
と
飽きます
自己評価ではなく
他人の評価で
自分の価値が決まる世界の怖さと
その世界を覆そうとする
彼女らの凶暴さもわかるんですけど
小説で良くないですかこれ
何の工夫もなく
ただ小説を忠実に再現しただけで
映画的な工夫をしていない
怠慢な映画でした!