やっつけ映画批評!

主に映画を
あらすじを1行で!
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簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

龍三と七人の子分たち/50点

2017-06-28 21:12:28 | 映画

2014-111分


元ヤクザの爺さんVSオレオレ詐欺集団




北野武監督のコメディ映画なんですけど、
面白くなかったです。


詐欺集団との戦い方に工夫がないし、
それぞれの個性&戦闘能力がわからないから、
この「チームでなにか成し遂げようモノ」としての魅力がなかったですね。

肝心の本丸への殴り込みもやっぱり工夫がないし、
商店街のカーチェイスも頑張ってる部分あるのに基本時速30㌔くらいなのが腹立つし、
いろんな伏線死んでるし、
クライマックスはどんだけ被害与えたかわからないし、


てゆーかもっと伏線拾えるだろ!
息子とか、オレオレ詐欺とか、昔の女とか、昔の武器とか、思い出とか、ジェネレーションギャップとか、刺青とか、友情とか!
なんでなんも活かさないのよ!


ツッコミどころをあげたらキリがない感じでしたね。


ヤクザコントな見方で少し笑った部分はありますけど、映画としてはトホホな出来でした。

フラワーショウ!/35点

2017-06-25 06:15:09 | 映画

自然なガーデニングを目指す痛い女がガーデニング選手権に出場する...




渡まち子の65点で期待していた&
実話みたいだけど、

なんだよこれ...
全シーン突っ込み入れれるという稀有な映画やんけ。

主人公はなんか空前絶後の!
ガーデニングに愛されガーデニングに愛された女あ!
みたいな天才設定なんだけど、
天才に共通してあるような
ある種の狂気を一切感じない。


ただ自己満のデザインノート書いてて、霊感ならぬ妖精感みたいなのあります的な痛い勘違い女にしかみえないのよ。


出てくる相手役の男もひどいもんよ。
ゲイでもなんでもないのに、あんな据え膳シチュエーションでよく我慢するわ。

エチオピアでストール巻くわ、
革ジャン着るわ、
自然が好きだといいながらネックレスジャラジャラするわ、
急に女々しくなるわ、
嫌いだわこいつ~


女に戻るけど、
クライマックスのガーデニング対決みたいなとこ!
この女ふざけんなよ!

ガーデニング職人へのリスペクト一切なく
「やっぱこの大木あっちに植えて」
「あー薬入れすぎちゃった、なんとかして」とクソみたいな無茶ぶりだらけ、奴隷制度はなくなったんじゃなかったのか。
しかもどうせ最低賃金だろこれ、と


そんで選手権に強そうな奴いない
&結構すごい人に褒められてるから

たぶん勝つだろうってのが早々にわかるし、結果発表もあっさりすぎる。
水?水なのこの発表?

とってつけた実話ですよこれ
オチもほんとウンザリだし、いやいやだ。



ボーダーライン/55点

2017-06-21 23:18:57 | 映画
メキシコ麻薬組織vs米女FBI&メキシコ警察




うーん
やってること起きてること派手なのに
味付けあっさりなので、地味目な印象。

女FBIの力量がよくわからないので、
終始もやもや。
選ばれた理由も終始すっきりせず、
もやもや。


ただ、いままでずっと思ってきていた
あれこれ言ってねーで早く銃撃てや!
撃たねーからややこしくなるんだろうが!逃がすんだろうが!ボケ!


のストレスがなくてよし。
角を曲がった所に出る時、誰かいたら銃撃つだろ!普通!


メキシコの麻薬組織のえぐさをぐりぐり見せてくれると思いきや、
メキシコ警察の中途半端な違法捜査中心だったので、
期待はずれ。

案外普通だしな笑


うーん、地味。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります/65点

2017-06-21 23:18:29 | 映画


ブルックリンに住む老夫婦が40年住んだ部屋を売りに出す...。



2016-92分
エレベーターないから、軽い理由で売りに出すことにしたのだけれど、

部屋の整理しているうちに、
部屋の内覧をしにきた人たちと話をしているうちに、
部屋バイヤーと話をしているうちに、

思い出す、あの頃の自分と妻と、
この部屋の思い出...

そして始まる若い頃の回想...
って泣いちゃうつくりだよこれ!


ふたりの出会い、画家生活をみてると
息のあってる感じが、
昔からの関係が熟成されていく感じが主演ふたりから滲み出てくる、
そして見てる私からは涙が...ちょろり。


街で起こる事件の不気味さ
部屋の競売(あんな短時間で1億円とか買うか?)の顛末の
話の動きもあるので、あっというまの幸せな映画タイムでした。

結末はもうすこし捻って欲しかったかもなあ


アズミ・ハルコは行方不明/40点

2017-06-18 21:03:17 | 映画

田舎のださい若者が行方不明者の顔のグラフィックアートスプレー落書きを始める...。



2016-100分映画です。
監督31歳松居大悟さんですか...。
なるほどなあ。


幼い記憶の関係は呪いにもなる、
という地方都市の呪縛的関係を表現してるのはわかるんだけど、
(昔の友達と遊ぶ時、昔と同じ遊びはその歳ではできないんだけど、関係も社会的地位も色々変わってしまって付き合い方わからねーけど地縁で一緒にいる、という呪い)

出てくる人出てくる人がアホばっか。
「やばい、やばーい」連呼して若者の言葉表現するのわかるけども、
逆に「どう?いまどきの若者の言葉?ケッコー表現できてるっしょ?」
が鼻につくし、

そもそも馬鹿ばっかりでイライラするわ〜
スプレー悪戯書きって犯罪なのわかんなかった?笑
どんだけアホなの


その他数多いるクソみたいな奴らにわかりやすい処罰ないし、
真面目な人がアホ見ちゃってるから、
ムカついたままエンドロールなっちゃうのよねえ。

画面でものすごい事態が進行しながらのSNSやりとりタイトルとか、、
とか?それだけか笑

は今風でいいんだけど、


タダでさえ邦画の欠点である声がちっちゃい問題にムカついてる中、さらにひそひそ話とかすんなや!
と怒り心頭なるし、

時系列バラバラのパズル的編集もミステリーサスペンス要素ないから空回り&分かりづらいだけだし、

せっかく蒼井優、高畑充希ら実力派呼んでるのに、
なにあのクソダサいスローモーションカットによる劇的心情変化描写は...。とほほ...


あーあ、
有り余る富を持った金持ちの作った学生映画の域を出ない、残念作品でした。