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男たちの大和/80点

2014-06-08 20:06:23 | 映画
かつて世界最強の戦艦と謳われた"大和"の末路とは・・・。






すごく良い。
大和以外の戦艦は全然映らないのはどうなのかと思ったりと粗を探そうとしたらさがせるんだけど、それを差し引いても単純に戦争のむなしさとそれに巻き込まれた若者らの思いとがまっすぐに伝わってくる。

ジブリでお馴染みの久石譲が音楽を担当っておい・・反則だろ。
なんであんなに場面場面に合う曲作れるのよ・・あ、天才だからかw


やり過ぎ演出もあるにはあるんだけど、戦争の悲惨さってあんなもんじゃないんだろうな・・。
人が人を殺すんだよ。何人も。おかしいだろ。


前半は軍隊教育とそこでの人間ドラマを色濃く映し、
中盤では兵の家族、恋人のつらすぎる心境を淡々と
そして後半は、バトルロワイヤルなんてものではない、凄惨な戦闘シーン。壊れ始めた世界最強軍艦と死にゆく乗組員たち。
展開はうまいとはいえないけどいちいち丁寧で困る。



アメリカを絶対悪の敵とすることもなく、ただ死にゆく大和の乗組員を描く。

最後に会う我が子を見送る母の眼差しがとても温かく、つらく、悲しくすぎた。


これは・・・何年先にも見る人がいてほしいな。

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