顔に障害がある少年が、中学校から学校に通い始める...
ウォールフラワーの
スティーヴン・チョボスキーが監督をつとめます
すみません!
先に謝らせてもらうと
観る前は
邦題の通り、
障害を持つ少年ひとり
に周囲が感化されてくだけの
化学調味料満載のワンパターンお涙頂戴映画と思っていましたが
そうではなく
日本版タイトルの、君は太陽、
というのが非常に良くて
太陽だけの話ではなくて
太陽があることで生じる影の部分に
スポットを当てた繊細な群像劇でした
もちろん
醜い顔の少年の幼いフィルターを通じて
ストーリーが展開されますが
それと並行して
姉ちゃん、クラスメイト、
姉ちゃんの友達などの
視点、フィルターを通じて
太陽が知ることの出来ない影の姿を浮かび上がらせる脚本はホントにお見事でした
醜い顔の中学生
彼を弟に持つ高校生の姉
そして母父の両親と
各世代を跨いでの
デリケートな心境の変化が
どれもロジカルで
深く共感、感動を覚えました
セリフに頼らない子役の表情の変化や
むしろ人間らしい唐突な回想、
子どもの成長を助ける大人達の姿勢、
冒頭の現実逃避と終盤の対比などなど
褒めるとこだらけ
涙腺刺激するところだらけと
隅々まで楽しめました
映画に出てくる劇のセリフとかね〜
あざとく
きいてくるんですよね~
迂闊に障害者ものとして敬遠せずに
万人が深く共感できる
素晴らしい群像劇映画でした
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