極寒の地ウインドリバーで起きた殺人事件を捜査するFBIのエリザベスオルセン...
ボーダーラインの脚本家
テイラーシェリダンが監督脚本をつとめます
極寒の地で起きた殺人事件を入口に
閉塞的なその地で暮らす人々の
閉塞的な人間関係、生活を
浮かび上がらせるのが
非常に美味かったです
主演のジェレミーレナーは
言葉数少なめながら
時にユーモアな
時にシリアスな
セリフ運びが良かったです
彼演じる雪国のハンターのディテールも
よくて
こう、
懐中電灯で洞窟照らしたり
けもの道探ったり
暖炉の温かさ確かめたり
スノーモービルのこなれた乗り方だったりと
とにかく色々と細部まで
こだわられていました
相棒になる
綺麗すぎるFBI捜査官
エリザベスオルセンも
一見、観客にも合理的に見える捜査が
非人間的だったり
めちゃくちゃ危険だったりするあたり
街を知らない
何も知らない
観客と同様の立場だからこそ
毎度毎度ひやひやさせられました
そんで
アクションも色々フレッシュで
催涙スプレーあびたあとの戦闘だったり
なんと言っても
中盤のドアのノックからはじまる
あのシーン!
あのシーンからはじまる
一連の流れにおける
緊張感はすさまじいものアクションも
良かったですし
被害者がどんな想いで最後を迎えたのか
そして
残された家族はどう悲しみと向き合うのか
という懐の深さ
さらには
映画の外に横たわる原住民差別にも
触れられる社会性と
地味ですが
地に足ついた秀作サスペンス映画でした〜
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