(前回の続き)越後湯沢で極楽気分を味わった後は三国街道(国道17号線)を湯沢市街から群馬方面に進み山間に有る「街道の湯」に移動。
こちらは「かぐらスキー場」近く「道の駅みつまた」に隣接する日帰り温泉施設で雄大な自然を眺めながら入れる露天風呂が魅力と聞いて一度行ってみたかった所。
とはいえ夜まで爆睡していたので辺りはすっかり真っ暗、しかも生憎の雨模様で露天の景色は味わうことが出来ませんでしたがでも泉質は上々でゆったりと浸かることが出来ました。ここ良いですね。また来よう。
さてひとっ風呂頂いた後は国道17号を南魚沼市まで北上し国道253号線を西進。夜中の山間の峠道を延々と走って十日町市に有ります「星峠の棚田」へと移動です。結構遠くて実はかなり眠かったのですが出来るだけ早く移動したい理由がありその一念で夜明け前に無事到着。
棚田と言えば以前山形県鶴岡市温海にある海の見える「暮坪の棚田」(クリックで過去記事へ)に行ったことが有りましたが「星峠の棚田」では海こそ見えませんがその代わり気象条件が良ければ”雲海”が見られるとの事。そば焼酎雲海~♪(by.川中美幸さん)
既に先客がずらり。皆さん夜明けの棚田を写真に収めようとスタンバっておられます。自分もその隙間に入って参戦。
夜明けとともに大小様々な田んぼ200枚が斜面を埋めつくす姿が見えてきました。
四季折々の姿はどれも美しいとの事ですが特に田んぼに水が入り青空や周囲の風景を映す「水鏡」の時期が人気だとの事で、今こそ時間この季節がまさにベストと思われる光景が映し出されておりました。
時間ごとに変化する雲海の姿。息をのむ美しさにしばし見とれるばかり。カメラで何とか映像を残そうと思いましたがコンデジでは難しい。いや腕の問題か。言い訳では無いですがこの神々しい光景は是非生で見て欲しい。
早朝だからこそ味わう事の出来るこの空気感は人生に置ける最高の贅沢に思います。来て良かった。
さてラーメンの話に
絶景を眺めた後、燕市に戻ったのが丁度お昼時。これはもうお昼にラーメンを頂くしかないですね。今回は3年ぶりで新潟燕三条系ラーメンの中でも代表格のこちら「杭州飯店」(店名クリックで前回記事へ)へ行ってみました。
若干強め配合の醤油ダレに煮干しの旨味がギュッと詰まったスープに背脂が浮かび迫力満点。油ギッシュにも見えますがその飲み口は思いの外スッキリしていてクドさは皆無です。軽い酸味を伴う醤油スープにタマネギの刻みのトッピングが絶妙にマッチしますね。
麺は柔らかめで多加水の割にはスープをよく吸う印象。ラーメンの麺というよりは饂飩に近い食感でもあるのですがこの麺が煮干し主体のスープで漂う酸味や醤油ダレと絶妙にマッチしていて本当にハマります。わざわざ新潟まで食べに来る熱烈なファンが居るのも頷けます。
こんなおいしいスープを残す訳がない。という事でスープまでしっかり完飲。ドンブリには杭州飯店の祖「福来亭」の名前が。
さて超人気店「杭州飯店」の一杯ですが背脂ギッシュでこってり感を思わせつつスーッと胸に入ってくるこの魅力は流石です。燕三条系の老舗系と言ってもスープや麺には随分と個性があるので色々食べ比べてみるのも面白いと思います。ごちそうさまでした。