つけ麺発祥「東池袋大勝軒」創業者の山岸一雄氏が4/1ご逝去されました。
優しそうな風貌としかし仕事面ではつけ麺(氏は特製もりそばと呼んでましたが)に対する一切妥協を許さない姿勢が神格化され「ラーメンの神様」と呼ばれ、ラーメンの鬼・佐野実氏も唯一頭が上がらない人物として挙げていた方でした。
「ラーメンの神様」が遺してくれた5つのこと(山路力也) - 個人 - Yahoo!ニュース
山岸氏がもてはやされたのはTVの力も大きかった。TVに理解が有ってよくバラエティ番組にも出演されてましたっけ。
最強ラーメン伝説2009/3/10OA 南東京エリア - YouTube
某T田N彦が色々御託を並べて一切”参った”をしなかった某ラーメン番組を覚えてる方も多いと思います。出演陣の中で一番の重鎮・山岸氏が一番多く”参った”を連発してたのではないかなぁ。基本的に優し過ぎですよね。
ラーメンの神様と鬼が並んでる映像ってのも妙に懐かしい。もう二度と見られない夢の共演。
さて今や全国各地に大勝軒が有りますが、これも山岸氏が優しすぎて?ホイホイ暖簾分けを許してしまい結果いろんなバリエーションの大勝軒が生まれてしまったという面白い現象でしょうね。大勝軒を名乗ってもロイヤリティは一切無し。某研究会や某ラーメン道場とはスタンスが違います。さすが大御所は懐の深さが違うという事か。
今回の「大勝軒流担々麺」も「仙台大勝軒」(店名クリックで過去記事へ)と「南仙台大勝軒」(店名クリックで過去記事へ)だけで提供されている完全オリジナルメニュー。
「大勝軒流担々麺・大盛」850円(写真上)
+クーポンギョーザサービス
当然本家の東池袋大勝軒には無いもので山岸氏がこの坦々麺を食べた事あるかどうかは微妙ですが(多分無さそう)
動物系と魚介系を強めにぶつけた濃厚なスープにはまごうことなき「特製もりそば@大勝軒」のDNAが流れていますね。既に山岸氏の手を離れて未来へと進化の歩みを進めているのでしょう。って言ったら大げさですが、シンプルに美味しい。仙台大勝軒のオリジナルメニューはクオリティが高い。
←「まぜそば・大盛」750円
こちらも仙台エリア大勝軒のオリジナルメニュー。仙台大勝軒メニューの中でも一番のボリューム感で人気の汁なしメニュー「まぜそば」です。
大盛りまでを同料金設定にして手頃な値段で美味しいものをお腹いっぱい食べてもらいたいという山岸イズムが色濃く反映された一杯。勿論ボリュームが有るだけでなく味も濃厚で美味い。
あ、調味料のサジの取っ手が顔になってる(写真右→)
(15/02/28食)
3月までの冬季限定メニューという事で今シーズンラスト一杯!
←「大勝軒流担々麺・大盛」850円(写真上)
+JAF会員証提示でギョーザサービス
JAF会員証もなかなか使えますね(^^
今シーズンだけで4杯目の大勝軒流担々麺。こんなに単一のメニューをリピートしたのも久しぶりです。ハマりましたなぁ。
T田氏が原則参らなかったのは後半のジャッジにもつれ込むようなブックだったのかなぁプロレスだけに、とかくだらないことを思い返しながらしみじみと頂きます。
毎回スープまで完飲。(写真右→)
個人的には季節問わずに食べたいですが、まぁこういうものは冬に多く出るんでしょう。また来冬の登場を期待してます。
# これを食した二日後に訃報を聞くことになるとは思いもしませんでした…。
山岸氏ですが晩年は身体を壊されて厨房に立つことが出来ませんでしたが、その代わりに毎朝店の前に座ってにこやかにお客さんをお出迎えされていたとの事。
# 美味しいスープを開発してくださって有難う御座いました山岸様(本当に神様になってしまいましたね…)