仙台ラーメン最強伝説

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つるおか家

2007年08月15日 | 仙台市宮城野区

K3100103 フルキャストスタジアム近くの「つるおか家」に行ってきました。試合のある日は随分と賑わう人気店とのことですが、ところで楽天イーグルスがもしライブドアフェニックスになっていたら今頃どうなってたすかね?

さて、お店の前には「うまいらーめんできました」の特大の暖簾がかけてあり味に期待が高まります。入店すると店内はカウンターのみの作りで結構狭いですね。照明は暗め、前金制なのとお水セルフで一種独特の雰囲気があります。

「辛みそらーめん」と「ミソホルモン麺」が人気と聞いていましたが、辛いのとホルモンが苦手なのでスイマセン普通の「みそらーめん」750円を注文。運ばれてきたドンブリには刻みネギ、もやし、メンマ、のり、チャーシュー、味玉も丸々1個付いていて麺が見えないほどの豪華なトッピングです。

スープベースは豚ガラ、カシラ、ナンコツと豚のみを使用。脂味は強めですが、豚の旨みを強く感じさせながらもカシラ、ナンコツも併用することで豚特有の臭みを上手く抑えてありますね。白味噌ダレは、風味が濃厚で塩味強めのいわゆる”こってり”した味わい、仙台人が好きそうな味噌ラーメンです。

麺は平打ち中太麺で、もちもちした食感がスープに合っていてGOODです。太さの不揃い感が手打ち麺っぽい雰囲気を出していますね。チャーシューはとろっとろ系で麺を食べているうちにバラバラに砕けてしまいました(^^; たっぷりのもやし、細切りニラなどの野菜と一緒にバラけたチャーシューをスープごと頂くというのもまた醍醐味ですね。自分は入れませんでしたがニンニクをお好みで入れるといいかもしれません。

ぱどのクーポン券で「みそダレ餃子」をサービスして頂きました。極もちもちの皮の食感が良いですね。醤油ではなくて「みそダレ」をつけて頂くのですがとても美味しかったです。こういうのもアリですね。

スープを飲み干すと…ドンブリが軽っ。やープラスチックの食器って珍しいすね。なんか役所の食堂の器みたいだ(^^; 合理的というかなんかいろいろと独特なお店ですが味は良いと思いました。ごちそうさまでした。

(07/08/11)
つるおか家/仙台市宮城野区宮城野2-10-37

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麺喰

2007年08月13日 | 仙台市青葉区

K3100101_1 JR陸前落合駅近く旧48号沿いの「麺喰」に行ってきました。「麺を喰らう」と毛筆風に書かれた看板が妙に男っぽい感じなのですが、店内は意外とおしゃれな感じのお店です。実は数年前までココは「麺龍家」というフレンチ風・濃厚鶏ダシのラーメン屋さんが入ってまして、その跡地に「麺喰」が入った形なので、改装はしていても若干フレンチな(笑)名残があるような雰囲気ですね。ただ前の店の時よりは少し明るくなって、ラーメン屋さんらしくなったかな。

 

メニューは醤油、塩、味噌の3パターンがあり「肉のせ(チャーシュー)」が+241円、大盛が+105円です。今回は醤油系「中華そば」577円(写真上)をセレクト。程なく醤油の香ばしい香りを漂わせながら熱々で運ばれてきましたラーメンは透明感のある黄金色のスープ!表面に浮かぶ油加減も程良くて食欲をそそります。トッピングは刻みネギ、チャーシュー、味玉とメンマとベーシックながら必要十分な具材がのります。…ん?このメンマ長っ!?今回ちょっとアップ目に写真撮りましたが見えますでしょうか?メンマってこんなに長いものなんですねぇ。歯応えもよくいい感じです。

 

肝心のスープベースは豚骨と鶏ガラの合わせダシに、サブ的に魚介系のダシを合わせる事で醤油の香ばしさをサポートするスタンダードなもの。醤油はわりと風味が主張してくるタイプですが、ダシも負けずに強めに効いているのが良いですね。よって旨み成分がダイレクトに舌に伝わってくる印象です。見た目のあっさり感を裏切るダシ強め感と素材の良さで勝負しようという気合を感じました。

 

麺を喰らうの屋号にもなっている麺ですが、中太の平打ちぢれ麺で米沢や喜多方の麺を彷彿とさせます。スープともよく絡んでマッチングも良いですね。あと特筆すべきはチャーシュー!とろっとろ系ではないですが焼き豚系の食感の中に肉の旨みが存分に引き出されており美味でした。次回は「肉のせ」を頼みたいですね。オススメです。

 

連れは「塩菜」651円(写真下)を注文。こちらは具材にキャベツ、チンゲンサイ、青ネギの刻みがのっかり、長ーいメンマ、チャーシュー、味玉も健在です。スープは塩ラーメンに穏やかな野菜の甘みが溶け込んだタンメン系ですが、使用している小笠原天然塩の風味がかなり独特で「天然ニガリ」のまろやかな”甘み”がとても強くスープに出ています。もちろんダシがしっかりしているがゆえの風味なわけですが、自然の甘みを堪能できる個性的なスープで身体にも優しいですね。

 

背脂やラード等でごまかさないダシと素材の良さでの直球勝負の一杯。ごちそうさまでした。

K3100100_1 (07/08/11)
麺喰/宮城県仙台市青葉区落合5-21-31

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大樹地

2007年08月08日 | 仙台市青葉区

K3100093 ラーメン国技場の「大樹地(だいきち)」に行ってきました。現在6店舗の中で味噌ラーメンを一押しにしている店はここだけです。仙台には独特の味噌ラーメン文化がありますから新参は大概やり難いと推測されます。

 

店前の券売機で「とろ味噌ラーメン」800円をチョイスして店内に入ると、そこには北海道的な広告だの札幌の地図だの北海道への思いが詰まった雰囲気になっています。国技場ではどの店も地元をアピールする広告が沢山貼られており、なんとなく小旅行した気分になれるのも良い感じですね。

 

早速運ばれてきたラーメンには刻みネギとモヤシ炒め、挽肉がのっかり、のり、メンマ、チャーシューがトッピングされます。東北人なもので「とろ味噌」というともっと赤っぽい味噌の色で濃厚なものを連想してしまいますが、想像を裏切る白いスープにまず驚きます。塩ラーメンと言われても違和感が無いほどの白さです。

 

レンゲでスープを一口すすりますと確かに口ざわり”とろっとした”なめらかさです。味噌は白味噌で塩味も少なく、どちらかというと味噌特有の甘みがある関西の西京味噌に近い風味です。米麹のほのかな酸味も感じますね。しかしながら味噌の含有量はごく普通かやや少なめ程度ですので味噌でとろみをつけている訳ではありません。スープベースは鶏ガラメインで豚骨との合わせダシな印象で、そうなると豚骨のとろみとも違います。

 

…なんかもったいぶってしまいましたが(笑)実は食べてみてすぐわかりました。とろみの正体は「大量の煮込み野菜ダシ」でしょう。玉葱やらの野菜をじっくり煮込んだスープ特有の自然な甘さが濃厚に含まれており、鶏ガラ・豚骨、そしてほのかな節系のダシと相まってとろっとろなスープの骨格を形作っています。

 

札幌味噌ラーメンにありがちのラードやバター等の油分はあまり感じられずニンニクも入っていないようで、濃厚ながらも非常に「あっさり」しています。どことなく鍋物の残り汁に白味噌をとかしたような味わいがありますね。うどんを入れると美味しいよ的発想をラーメンに活かしたような雰囲気がします。もしくはカレーの下準備段階で出来る汁のような味。どこかで味わったことのある味、その素朴さがどことなく懐かしさを連想させてくれます。飲み会の後にすごく食べたくなるラーメンってこういう味なんじゃないかなぁと思います。

 

麺はモチモチした中太のたまご麺で縮れ麺、こちらは実に札幌ラーメンらしい麺でマッチングはGOODです。自然素材風味のスープ風味の中にあってチャーシューの塩加減がやたら引きたって肉の旨さを感じさせます。海苔ですら塩味加減がやたら美味しく感じられました。

 

自分的には具材にこだわった美味しい味噌ラーメンと思いました。が、仙台の辛みそラーメン等とは趣が異なるので仙台人が「とろ味噌ラーメン」の名前から期待する「濃厚なこってり感」を裏切っており、ネーミングで損をしているような気がします。さっぽろ純連仙台店ですら麺以外は札幌本店とは変えているほど仙台には独特の味噌ラーメン文化がありますので。味は良いのですから名前の方を例えば「とろ白味噌ラーメン」にするとかしたらもっと受け入れられるような気がします。そんなことを考えさせる素朴な味わいの一杯。ごちそうさまでした。

 

(07/08/02)
大樹地/仙台市青葉区国分町2-7-5 ラーメン国技場内

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三宝亭仙台泉店

2007年08月07日 | 仙台市泉区

K3100084 泉の免許センター近く、ヤマダ電機隣りにある三宝亭に行ってきました。数年前の開店時はガランとした何もない場所だったのに今ではヨークタウンやコロナワールドが出来て賑やかになってきましたね。良い場所に陣取っていたものです。

 

野菜たっぷり味噌らーめん」714円(写真上)を注文。今日はちょっと気張って「半炒飯」346円(写真中)も付けましょう。これで千円超えちゃうわけですからチェーン店ながらお値打ち感は無いですが、たまの「ごちそうらーめん」なので良いのです(?)

 

運ばれてきたドンブリにはキャベツ、もやし、ニンジン細切り、ひき肉などの炒め物がのっかり青ネギとコーンがトッピングされます。食べ進めるとわかるのですが見た目の印象以上に野菜が多くて、たぶん麺よりも野菜を食べている時間の方が長いです(^^;

 

スープは豆味噌を濃い目にブレンドしており、味噌としての香りの高さがあります。そこに野菜の甘さがたっぷりと染み出しており若干ラードのコクも感じますが、もしかしたらバターかもしれません。ただし全体からすると油っぽさはあっさりめで、それよりも味噌+野菜+ひき肉という黄金の組み合わせが前面に主張してくるので、もうダシがどうこう言うラーメンではないですね。ニンニクや辛味噌に頼らない味噌らーめんで非常に万人向けに仕上がっていると思います。美味です。

 

ただローカルな視点で見ると味噌自体が仙台人には馴染みのないタイプなので、いわゆる仙台の味噌ラーメンが好きな人の中には違和感を感じる人がいるかもしれませんね。

 

K3100086 次に「半炒飯」ですが、ズバリ美味しいの一言に尽きます。しっとりと米粒にふっくら感すら感じさせながらも、安っぽいパサツキ感は一切無しの絶妙なパラパラ加減で炒めあげてあり、味もベーシックな炒飯の味+高い香ばしさがあり、香味油の配合はわかりませんがかなりのこだわりを感じます。高級中華店の炒飯とほぼ遜色のない仕上がりは見事で、ラーメン屋の炒飯として考えると値段はちょっと張りますがそれだけの価値はある逸品です。

 

連れは「ごまだれらーめん」819円(写真下)を注文。三宝亭のとんこつ系メニューはチェーン店らしからぬヘビーさがウリでして、本格的に炊き出された豚骨スープに背脂で濃厚感を出していたりするのですが、「ごまだれらーめん」はかなりあっさり目です。胡麻ダレがブレンドされたスープは優しい甘さを醸し出しており、こんなにも豚骨と胡麻とのマッチングが良いことに驚かされます。おそらく鶏ガラもブレンドされていると思うのですが、とんこつ特有の嫌味はほとんど感じられないので、普段とんこつ苦手な方でも全く問題ないと思われます。とんこつに含まれるコラーゲンとゴマの抗酸化作用は美容にも良いと言うことで、女性の方にもオススメですね(^^

 

新潟から来たチェーン店なのに今回醤油らーめんをあえて外してしまいましたが(笑)ようは醤油以外も美味しいということで、全国展開を考えるチェーン店としては大事なことと思います。しかし…ここの炒飯は美味しいですよ。いわゆる家庭では作れない味という言葉がぴったりです。オススメ!

 

K3100082_1 (07/07/31)
三宝亭仙台泉店/仙台市泉区市名坂柳清水101-13

 

この店で一つ気になることがあって、メニュー注文後に店員さんが「メニュー表」を持っていってしまうのが残念です。ラーメンが来るまでの時間にメニュー表をじっくり眺めてるのが趣味なもので(笑)置いていってくださいと敢えて頼むのもなんだしなぁ…

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幸楽苑

2007年08月05日 | 宮城県内

K3100074_1 昔でいう「会津っぽ」「き伝(きは七を3つ書く漢字)」がいつの間にか社名の「幸楽苑」に店名が統一されましたが、今でもつい「会津っぽ」って言ってしまう人が多いようです。安くて美味しい390円ラーメンで人気を博し、昨年からは更に値下げし 290円という戦略的な値段でシェアを拡大し続けるラーメン巨大チェーン店「幸楽苑」です。

 

チェーン店とは案外馬鹿にできません。具材の大量仕入れやノウハウの合理化の徹底で、いわゆる薄利多売というか良いものを安く提供できると言うメリットがあります。ラーメンに関して言うと職人技は無くともダシ具材の大量投入で思わぬ美味しいスープになる可能性だってあるわけです。経営陣次第ですけどね。

 

今日の注文は「こってりらーめん409円+チャーハンセット(+420円/ミニチャーハン+ギョーザ)」(写真中)です。「こってり~」とは昔の「き伝らーめん」の系譜を受け継ぐメニューでして、スープの濃厚さがウリの一品です。これだけは味噌や塩と違って野菜タン麺やねぎラーメンなどのバージョンがありません。

 

まずスープをすする前に、ドンブリに顔を近づけただけで動物+煮込み野菜の合わせダシの芳醇な香りがふわっと広がります。醤油の風味も決して弱くはないのですが、ダシの風味の方が濃厚で脂強めでコクがあって勝ります。スープを二口三口と味わううちに節系と昆布の魚介系も絡んできて複雑な風味を醸し出し、まろやかながらも奥行きのあるスープに仕上がっています。なかなかに本格派な一杯と思います。

 

K3100076 トッピングはメンマとネギとチャーシューとシンプルですが値段を考えたら妥当なものでしょう。あと紙のような超薄切りチャーシューはお愛想ですね(^^; 昨年復活した半チャーハンはなんとなく前よりモソモソになったような気がしますが、数年間食べてなかったわけですから記憶違いかもしれません。店によってはぱらっと結構美味しいところもありましたので比較的美味しい店を自分なりに見つけておくといいかもですね。

 

一時期ギョーザはサイズダウンして1個増やすという技を使っていましたが不人気だったらしく、1個多いままサイズを戻すと言うナイス判断をしてくれました。OKです。ニンニク強めのオーソドックスなギョーザと、ニンニクを使わないシソギョーザもあります。

 

連れは定番の最安価メニュー「中華そば」304円(写真下)を注文。スープを二、三口頂いて「こってり~」と比較してみましたが、おそらくダシ自体は共通と思われます。ダシを少なくして醤油ダレの分量はそのままもしくは若干多目にすることで醤油の香りがクローズアップされてきて、ダシのほのかな甘みとあいまって”どこか懐かしいらーめん”の味を演出しています。

 

たかがチェーン店のメニューと侮れない一杯です。「こってりらーめん」お試しあれ。

 

K3100075(07/07/29)

幸楽苑

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