少し前の話になりますが桜の咲き始めの頃、福島市の花見山公園に行ってきました。
ここは桜のみならず様々な花が植えられていて本当に綺麗です。菜の花畑もあって映えスポットにもなっている模様。
桜の名所って日本各所に数多と有りますが花見山はちょっと色が違うというか昔話に出てきそうな雰囲気があってまさに桃源郷のようです。
とある個人の方とそのご家族が数十年もの長い年月をかけて作り育ててきた経緯に感謝しつつ、このエリアに普通に住んでらっしゃる方々の迷惑にならないよう気を付けながら鑑賞させて頂くという気持ちを忘れないようにして、どうかまた来年もお邪魔させて頂きたい。
さてラーメンは同じく福島県の名店へ。
南相馬市に在ります「旭川ラーメン ゆーから」(店名クリックで前回記事へ)へ久しぶりに行ってみました。
こちら福島の地で何故か”旭川ラーメン”が頂けるお店でして、旭川の老舗「らーめん屋天金」の流れをくむ横浜の「旭川ラーメン ぺーぱん」で修業された店主さんが故郷の原町市に出店されたお店なのだそうです。
旭川ラーメンと言えばやはり正油味という事でまずはこちらをオーダー。
ラーメンは正油・塩・味噌から正油をチョイスです。
早速のスープですがベースは豚骨と鶏ガラの合わせで油量強め。豚脂等の動物系が浮かびこってりとした動物系と香味野菜とアゴ出汁等の魚介系から取ったスープとのWスープ仕立てとの事。
醤油ダレは濃口主体で甘さが控えめ。切れの良い塩気に肉味がふんだんに効いていて旨味が溢れてますね。力感あるスープ印象。
旭川ラーメンの特徴として焦がしラードをスープ表層に浮かせてあり香ばしさを高めているのも効果的でデフォでネギ多めなのも嬉しい。
麺は加水率高めの中細麺で緩い縮れを持たせたもの。旭川でよく見かける麺とちょっと違いますがこれはこれで濃い目のスープにガッチリと絡み相性は悪くない。
チャーシューはロースとモモ肉の2枚。メンマ、煮卵ハーフが入り食べ応えもまずまずですが少しスープが濃いのでライス系が食べたくなりますね。
チャーシューがごろっと乗っかりレタスと生姜味のおろしダレがぶっかけられたドンブリがプラス350円でセット可能。
マヨネーズも付いていてトータルでかなり味が強すぎな気もしますがラーメンのスープが味濃い目なのでこれくらいでいいのかも。男子が好きな味ではあります。
スープベースは共通で動物系と野菜魚介のWスープが基調ですが塩ダレを合わせる事で動物系の油脂がかなり前面に出てきてますね。
醤油よりも油脂の甘さが立っていて案外とマイルドなスープ仕上がり。鶏油がコクを増してこちらも正油ほどでは無いですが焦がしラードが香っていて素材感を盛り立てている良質なスープに思います。旨し。
さて今回久しぶりの「旭川ラーメン ゆーから」でしたが、実は過去に何度か来てはフラれてまして(クリックで過去記事へ)11年目にしてようやくの再食でした。営業時間11:00~13:30となってはいますが13時には大概閉まってますので早めの来店がオススメ。ごちそうさまでした。