前回「Berry Very Labo」(クリックで過去記事)がある山元町から国道6号線を南下してしばらく進むと南相馬市に至ります。
南相馬市も津波の被害が大きかったエリア。更に原発事故の影響で市内のあちこちに通行止めのバリケードが設置されていて被害の大きさを物語っています。
昨年9月に国道6号線が開通しましたがまだまだ立ち入り禁止区域も多くある模様。
今回はそんな南相馬市の原町区(元原町市)の人気店「旭川ラーメン ゆーから」
こちら何故か福島の地で”旭川ラーメン”が頂けるお店。何故”旭川ラーメン”なのか長年疑問でしたが、先日のWAZA-MEN@Ohバンデスで謎が解けました。横浜の旭川ラーメン店で修業された店主さんが13年前に原町市に出店されたのだそうです。なるほどー。
「チャーシューメン」900円(写真上)
豚骨強めと鶏ガラの合わせで油量は適量。わずかに背脂を浮かばせてます。濃口醤油主体の黒い醤油ダレはやや強めで甘さを控えたもの。
肉味がふんだんにあり煮干し魚介と香味野菜をしっかり含ませてスープの旨味を下支えしてますね。ラードの香りが昔風ではない新しさを感じさせます。
旨味が濃いめでややこってりした充実したスープ。油分に何かを焦がしたような香ばしさを持たせてあってこの油の美味しさがクセになります。油と言っても豚脂、鶏油とも異なり何とも表現が難しい。正直”旭川ラーメン”ってあまり馴染みがなかったですが確かにこれはただの醤油ラーメンではありませんね。美味しい。
チャーシューは肩ロースで厚みもまずまず。枚数も多め。脂分が少なくすっきりとしているのでボリュームが有ってもグイグイ食べられます。味付けもスープに負けないようキツめにされてますね。
旭川ラーメンの塩らーめんVer.ということでもしかして山頭火風?と思ったら全然違いました(^^;
野菜タンメン的味わいが強いですが、スープベースがしっかりしていてこちらも普通に美味しい仕上がり。醤油ほどしょっぱくないのでこちらの方が食べやすいって方も多いかも。
(11/07/21食)
こちらは再食時のもの。
Ohバンデス情報によると「ゆーから」のスープは動物系と魚介野菜のWスープだそうで魚介系はトビウオと昆布使用。動物系は鶏ガラと豚骨を丸一日煮込み一晩寝かせてコクを出しているそうです。
非常に力感のある醤油スープ印象ですね。女性店主さんですが、よくある塩気を控えたり油量を抑えたりといったヘルシー志向はあまり感じず(?)それよりもシンプルに美味しいスープを作ろうというそんな姿勢が伝わってくる一杯と思います。
(12/01/05食)
「夕陽の海より朝の海の方が悲しい」って歌が有りましたが、朝日が昇る度にゆっくりと人々の記憶を溶かしてくれているのかもしれません。そう考えると少し前向きになれるのかな。
# NHK みんなのうた - 潮風のセレナード - 岸田智史/歌詞サイト/オルゴール
今度また南相馬市エリアに行ってみよう。
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