沖縄本島で震度5以上の地震があったのは、
なんと99年ぶりだそうです(!)
それほど、地震大国日本であっても
沖縄は地震のイメージがない。
しかし。
沖縄でもかつては地震と、それによって起こった大津波で
大被害をこうむった歴史があります。
沖縄の八重山諸島・宮古島を襲った
明和の大津波。
1771年4月。午前8時。
マグニチュード7.4。
震度4。
地震による被害はさほどなかったものの、
その直後に起こった津波で1万人以上の人がなくなり、
それによる二次被害(飢饉・疫病など)で人口は3分の1にまで減ったといわれています。
その波の高さは30メートル~85メートルとの言われています。
(※近年の学説では地質学などの見地から30メートル前後が妥当といわれていますが)
そのときに押し上げられた津波石は、
大きいもので10メートルもあり、
その災害のすさまじさを物語っています。
(明和の大津波について→参考サイトはこちら)
(津波石について→参考画像などはこちら こっちも。)
沖縄にも、地震や大津波の可能性は十分にあるのです。
ほんで。
今朝の地震でワタシが思い出したのは、
やっぱりこの明和の大津波。
そしてそれを題材にしている物語。
『風車祭』(池上永一著) ←テンペストの作者です
…実は小説はまだ読めていません…
なので同作を原作にした漫画(全5巻)から
ちょっと内容をピックアップしてみました。
(『風車祭』①~⑤ 池上永一原作/栗原まもる画/KC kiss 講談社)
そうこうしてると、
なんと今度はチリでマグニチュード8.8の大地震。
引き続き津波にも警戒、ということで。
なんだか「風車祭」のように、
眼には見えない大きな力が働いている気がしてなりません。
どうか、被害が大きくならないことを祈ります。