がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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尚巴志は実は女だった!とか、

2018年01月28日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

舞台、小説、漫画、ゲームにアニメ、
日本史を題材にしたこれらがあるように、
琉球史でもこういうエンタメが活性化してくれたらと
ずっと思っています。
(実際増えてきていると思う)

 

エンタメ化上等!

 

私自身、
「肝高の阿麻和利」という舞台(エンタメ)、
「テンペスト」という小説(エンタメ)から
琉球史の世界に入った身ですから、

 

歴史で遊ぶなどケシカラン!
とか
史実と違う!ケシカラン!

 

という立場では全くありません。

テンペストなんか、
それこそぶっ飛びファンタジーだものね(笑)

 

 

古琉球なら謎が多い分、なおさら、
想像(創造)、妄想をたくましくして
いくらでも面白くアレンジできますよね。

どんなコト、人にも
「100%コレ」というのはないと思うし、
「真実」もひとつとは限らないと思っているので、

極端な話、

「実は尚巴志は女だった!」

とか

「阿麻和利と賢雄はデキていた!」

とか

そういう想像(創造)、アレンジも
歴史エンタメのひとつとして
全然アリなのです。
(それが私の好みに合うかどうかはさておき)

 

それこそが歴史の真実なのだー!これ以外は嘘だー!
っていう類のものは論の外。

 

私がこだわるのは
このような想像(創造)、アレンジが

 

・物語上、ちゃんと意味や必要性があるか
(そうすることで作品としての魅力が上がるのか)

・物語の中でちゃんとつじつまがあっているか

 

です。

 

まあ、歴史を題材にする以上は
単に突拍子もない設定にすればいいというわけではなく
物語やキャラに説得力を持たせるため、
ベースとなる部分、アレンジ以外の部分(歴史)は
しっかりしていたほうがいいとは思いますけどね。

 

個人的には


なるほど、そういう解釈か!

これをこう持ってきたか!

確かにそれもあり得る!

本当にそうだったのかもしれない!

 

と思わせてくれるような
歴史の謎や諸説にうまく切り込んだ
説得力のあるアレンジが好きです。

だから、
歴史学的な史実も知っていると
比較することで味わえる面白さも二倍、学びも二倍


史実や様々な説も学びつつ、
歴史エンタメはエンタメとして
両方楽しみたいです♪


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