がじゅまるの樹の下で。

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護佐丸歴史資料図書館に行ってきました【2】

2016年06月16日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

前記事の続き

 

今度は護佐丸歴史資料図書館、
体験コーナーのご紹介。

中城村の字パズル。

全部完成するまでのタイムを競うこともできます。
ワタシが来た時は多くの小学生でにぎわっていました。

向こう側には紅型や芭蕉布の着物。
簡単コスプレもできちゃいます。

今後、アイテムは増えていく模様。

個人的には護佐丸はもちろん、
与喜屋ノロになれるコスプレセットが欲しい(笑)

 

 

こちらはカウンターでの体験コーナー。

センサーに手をかざして動かすと
ディスプレイ上の発掘品が
3Dで見れるというもの。

スタッフさんがカウンターにいるので
解説もしてくれるし、
データも何種類かあるようなので
変えてもくれますよ。

 

 

それから一押しがこれ!

前記事の写真でも写ってたので
「これは!」と思った方も多いかもしれませんが、
古琉球のイチ武士の図!

パネルの周りの黒い線が気になるけど、
(美術的にこれは美しくないぞー)
カタカシラも袖結いも
(たぶん)二段裾上げもバッチリ!

そして火矢(三眼銃)のレプリカ!

 

 

この火矢は持って重さも体感することができます!

特別に手から外してがっつり持たせてもらいました!
↑めっちゃ嬉しかったの図(笑)

上部は鉄の塊なので重いデス!

レプリカは本物の鉄ではないけれど
重さは忠実に再現しているのだとか。

弾を飛ばした後はこん棒として使われる火矢。
確かに鉄の塊振り回されて当たったら死にます…。

 

下は紐で繋がれているので
正しい火矢の構えはできないのですが
でも重さや大きさを体感できるのは
貴重ですよね!

んー、「琉球戦国列伝」でワタシが描いてたのは上部がデカすぎたな…。

スタッフさんに要望すれば
このように外して持たせてくれるようなので
「気軽に声をかけてください!」
とのことです(^^)

 

 

そして資料コーナー。

村内の小中学校で実施されている(いた?)
「ごさまる科」の教材や副読本、
おそらく学芸会等で披露される
劇の脚本なども見ることができます。

実は制作途中で一度脚本を読ませてもらったことがあるのですが、
なるほど、最終的にはこうまとまりましたか。

脚本は2種類あるのですが
↑これはなかなか他にはない展開ですよ。

勝連四天王も出てくるしね。
真五郎や渓隠和尚も。

ひとつツッコミ所があるとしたら、

阿麻和利、結局最後どうなったん!

ですかね(笑)

 

劇とか物語とかって、対象を誰にするかで
人物像の見せ方、アプローチ方法は変わってきますよね。

小学生に大切なのは
「親しみやすさ」(単純な笑い要素を含む)で、
中高生に大切なのは
「憧れ」「かっこよさ」です。
※単純なヒーローとは限らず、ヒール(悪役)の場合もあり。

今回の脚本は小学生向けだろね。
短いしすぐに読めるので一読をおススメです。

 

 

最後に、展示パネルから。

 

 

 

カッコいいぜ、護佐丸。

壮年時代の護佐丸。
兜の向立はコレが元。

他にも晩年の護佐丸やノロさんなども見れますよ!

 

まだまだOPENしたてなので
まだまだ発展していくとは思いますが、
今でも十分楽しむことができる展示ですよ。

護佐丸好き、中城グスク好きは必見です!

ざっくしとしかご紹介できませんでしたが、
詳しくは実際に護佐丸歴史資料図書館に行って
checkしてみてください!

 

 


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