がじゅまるの樹の下で。

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鍛冶屋とかぎやで風

2019年09月29日 | ・琉球歴史/文化風景

(前記事のつづき) 

国頭村奥間にある、
東カンジャーについて。

 

迫害された金丸をかくまった
奥間鍛冶屋。

 

さて、
時が流れ、金丸が王になった時、
奥間鍛冶屋への恩い報いるため

鍛冶屋の長男に官職を与えようとしたが
家業を守るため辞退したため、
次男が国頭総地頭に、
その子孫(4代目)が国頭按司となり
明治時代まで続く按司家になった。

 

 

祠の中にある書は、
その時、喜びのあまり歌ったのが
「かぎやで風節(鍛冶屋手風節)」。

 

あた果報のつきやす

夢やちやうも見だぬ

かぎやで風のつくり

べたとつきやさ

 

大きな果報が得られようとは

夢にも見ない事であった

鍛冶屋で色々ものを作ってきたが

そのおかげで果報が身にぴったりとついた。

 

 

「かぎやで風節」の原歌であると伝わっているそうです。

 

 

なるほど。

 

かぎやで

って

鍛冶屋で(手)

ってことか。

 

「かぎやで風節」の由来も色んな話がありますね。

 

 

書はボロボロでしたが

そのまま石碑にしたものが
祠に行く手前に建っています。

 

 

東カンジャー関係、
あと一つ、つづきます

 

 


 

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