がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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由緒ある泉、佐司笠樋川

2018年09月21日 | ・琉球歴史/文化風景

沖縄県内各地に点在する湧水。

ヒージャー(樋川)と言ったり
カー(井戸)と言ったりもしますね。

その数、900とも、1000とも言われています。

 

 

かつて人々の生活に必要不可欠だった泉は
今は枯れてしまったり、人知れず埋もれてしまったりしているものある一方、
史跡や文化財、そして拝所として
今でも大切にされているもの少なくありません。

今回は由緒ある拝所の一つ、
首里桃原にある「佐司笠樋川(さすかさヒージャー)」をご紹介。

 

なぜ由緒あるかと言うと……

 

 

尚家のお宅(敷地内)にある泉だから!
(※尚家の生活空間とは分けられています)

その証拠に
「どうぞご自由に」の看板に「尚」の文字!

なんかもう、これだけでもありがたい

はは~っ!(平伏)ってなる感じ(笑)

 

ありがたきしあわせ。

おじゃまいたします……

 

 

 

さすが王家の泉!

実際に目にすると写真などで見てたよりも
ずっと大きくて立派!!

 

 

下まで降りていくと、
ぐるりと囲まれた石積が実に立派です。

見上げると空を覆うガジュマルの大木。

水は石樋をつたって今でも流れていて、
非日常的な空間に…。

 

 

左の石はなんだろう?
…椅子的なもの?

 

そんあ由緒ある佐司笠樋川の由来はこちらから↓

 

 

尚真王の長女が掘り当てた、
という経緯もやっぱり特別ですね

 

 

+ + +

 

佐司笠樋川の入口は
「ご自由にどうぞ」の看板があるところ一か所のみです。

 

↓この看板がある所からは行けませんのでご注意を。

 

 

はは~っ!(平伏)


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