がじゅまるの樹の下で。

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御茶多理真五郎の墓

2017年01月02日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

 

念願の、
御茶当真五郎の墓に行ってきました!

(御茶当=御茶多理)

 

 

真五郎はこのブログでもしょっちゅう描いている、
あの真五郎です。

本来は幽霊(妖怪)のような、
そんな存在としての彼が有名ですが↓

 

 

ワタシ的には
金丸の部下としての彼が印象的です。

小説「百十踏揚」に出てくる真五郎
ファーストインプレッションだから、
ってゆーのもあるけど。

 

隠密・忍(しのび)のような存在の真五郎が
色々と謎で、興味そそられ
彼のことを色々調べていました。

 

墓の存在も西原町のサイトや本などにも
紹介されていたりするのですが、
はっきりとした場所は不明
という記述しかみつけられず、

おそらくこの山だろうという場所を
突撃してうろうろしてみたこともあるのですが、

 

 

西原町の文化財マップによると
この右手の山。

中に入ってもみたんだけど…。
(撮影は2年前)

 

やっぱり分からず、諦めていました。

 

 +

 

そんな時、
偶然に見つけた、こちらのブログ記事

 

なにーっ!!!???

 

これは行かねば!!!

 

と、記事を参考にしつつ、8月某日決行。

 

し・か・し、

 

まさかの局地的豪雨。

その時、その山エリアだけ!

(山を下るとぴたりと止む雨…)

 

 

 

こ、これは真五郎に呼ばれてない…?

 

・・

 

・・・

 

・・・・わかった、

 

三白眼のガリじゃなくて
イケメンに描くから!!

 

ということで描いたのが、

キラ男子シリーズの記念すべき一人目

だったのでした(笑)

 

 

 でもなんやかんやとタイミングが合わず、
季節も変わった12月クリスマスイブに、

リベンジすることになったのでした。

 

 そして無事に…

 

 

ゲット!!

 

ちなみに、
参考にしたブログ記事でも書いてありますが、

 

 

今回訪れた「御茶多理真五郎の墓」は
この地図にある(そして西原町の文化財サイトにもある
「御茶多理墓」とはちょっと位置が違うように思います。

 

今回掲載した墓碑がある場所は、
↑の地図の御茶多理毛っていうところらへんのような感覚。

そこんところ、
西原町オフィシャル的にはどうなんでしょうね、

やっぱりちょっと謎です。

 

今回はこの石碑の場所を元に
記事を書いてみたいと思います!

 

 

起点となるポイントはこちら。

西原町桃原にある
桃原構造改善センター。

その一角に、
御茶多理道として
エリア一帯の案内表示板があります。

 

 

その場所から右に続く、
長い坂道
「御茶多理坂」を上っていきます。

 

 

ぐーーーーっと登っていくと、

大きくカーブする場所が。

 

 

こちらがおそらく
「御茶多理クビリ」

そこから、右手の山に入っていきます。
(矢印の場所)

 

振り返るとこう。

カーブミラーの所です。

 

 

山の中に向かって、
道っぽくなっている所を
ぐんぐん進んでいきます。

 

 

途中ある、お墓の脇を抜けると

さらに山っぽくなっていきます。

所々にある木に、
黄色の目印がついていました。


 

1人だとちょっと不安になるくらいの距離を進んで
一度行き止まりっぽくなると、
右にのぼる斜面が。

足場は悪く、
ロープが張られていました。

蚊が多かったので
冬でも虫よけスプレー推奨。

 

そして進んだ先に、
藪に隠れるように、
「御茶多理真五郎の墓」
がありました。

 

+

 

参考にしたブログ記事によると
更にその先に
「尚円王先妃の墓」もあるようでしたが
雑草に阻まれ、
足場も更に悪くなっているようだったので
今回はあきらめました。

いつかまた、
鎌持参でリベンジしたいと思います。

 

 

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オマケ

 

山から出るとこの通り。

くっつきムシ(草)、べったり!

これ手で取るとべたべたする奴!
(名前なんていうのかな)


藪系グスクにはこいつがたくさん生えてる気がする…。

 

地下足袋、いいよ~♪