がじゅまるの樹の下で。

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宇座グスクとカクリグスク

2015年01月19日 | ・琉球歴史/文化風景

 

昨日の百十(MOMOTO)の公演で
久々に再会した琉球歴女仲間さんのために
舞台レビューの前にとりあえずこの記事を。

読谷村にある宇座グスクです。

畑が広がる平野の中に
ぽこっと小さな丘がある、
ここが宇座グスク。

 

 

とは言っても、
今は古墓(墓地)タイプのグスクで
石垣や生活などの遺構は
見つかっていないようです。

 

 

中には鍋之甲の墓や、
山内の墓、
宇座ウェーキの墓などがあり、

伝承によると泰期とも
関わりがあるとかなんとか。
(宇座ウェーキ=泰期?)

※ウェーキ(金持ちの意味)

 

鍋之甲の墓は移動されていて
道路側からすぐに見れましたが、
山内の墓(人物詳細不明)、
宇座ウェーキの墓は
直接確認はできませんでした。

内部に入る場所、間違えたかなー;
それか藪で閉ざされてしまったか。

 

 

 

ついでにこれ↑は
トップ写真を撮った付近にある
瀬名波のカクリグスク(別名ハナグスク)。


こちらにも古墓があり、
宇座グスクと同様、古墓タイプのグスクのようです。

 

沖縄では近所にある丘が、墓が、藪が、
昔ながらのグスクってことも
あるかもしれません。

 

参/「読谷村文化財めぐり」(読谷村教育委員会/H17)