がじゅまるの樹の下で。

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シルミチュー

2013年01月25日 | ・琉球史散策/神話・近代

アマミキヨ関連で、今日は浜比嘉島のもう一つの史跡、
「シルミチュー」のご紹介。

こちらは「お墓」ではなく、「霊場」として知られています。

勝連“町”時代のままの案内板↓

ここでのシルミチュー(シネリク)、アマミチュー(アマミキヨ)は一男一女の人。

天から降臨した中山世鑑のアマミキヨ伝説とは
ちょっとニュアンスが違う。

ではちょっと中山世譜の冒頭をご紹介。

 

未生のはじめを対極と名付ける。

その時は混沌としていて、陰陽清濁の区別がなかった。

やがて、おのずから両義に分かれ、
清いものは昇って陽となり、濁ったものは降りて陰となった。

これから天地の位置が定まり、人物が生じた。

 

はじめ、一男一女が大荒の際に生まれた。

男性はたくましくて女をなつかせ、
女性はすなおで男にしたがった。

月日がたち、おのずと夫婦の道がひらかれ、
人倫が始まった。

 

参/「蔡鐸本 中山世譜」(原田禹雄訳注)

 

この一男一女が、シルミチューとアマミチュー。

神と言うよりは人間っぽいね。

そもそも「アマミチューの“墓”」というのも
人間っぽいしね。

人から神に昇華したパターンかしら。

そしてこの二人から三男二女が生まれ…
というのは中山世鑑と一緒。

まぁ、神話の世界は諸説あるもので、
『沖縄琉球王国ぶらぶらぁ散歩』によると
アマミキヨは独りではなく集団で海を渡ってきたというのが定説
とも。

ってことは、
アマミキヨとは個人名ではなく団体名だった(!)
という解釈もアリ…!?

東洲斎写楽のように。

↑石段を登った先には洞窟。

柵がされていましたが御願などの時は入れるようです。

洞窟の入り口には大正6年の石碑。

デザインからして大正っぽい。

近代の史跡としても観れる。

すぐそばは海なんだけど、
緑深い空気に包まれた独特な空間の
シルミチューでした。

 

 


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ドーン!!! と。

2013年01月25日 | ・沖縄トヨタ×琉球偉人

沖縄トヨタ×琉球偉人CMシリーズのおかげで
トヨタ車に反応してしまうようになった和々です

特に護佐丸のマークXと尚巴志のクラウン(笑)

 

で、ドーン!!とでっかい尚巴志様のポスターが届きました

かなりインパクトのある直球のデザイン。
しかもB1サイズ。

これが4名分4枚、並んで貼られたら圧巻だろうなぁ。

楽しみです。

 

ところでみなさまは個人編CMは見られましたか?

You tubeにUPした再生回数をみてみると
どうやら各偉人の人気度(認知度?)が分かるようです(笑)

やっぱり阿麻和利が1番人気。

一時は護佐丸がトップだったんだけど。

 


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