桜開花の記事で脱線しましたが、
冬の京都小旅行の記事に戻ります。
三十三間堂の次は、すぐ向かいの養源院へ。
↑の家紋を見てもお分かりの通り、徳川家の菩提所です。
養源院の入り口の案内板には
「桃山御殿」「血天井」「宗達筆 杉戸絵」の文字。
【血天井について】
関ヶ原の戦いの前哨戦ともいわれる伏見城攻防戦で
鳥居元忠以下1000人余りが城を死守し,
最後に残った300名あまりが自刃した廊下の板の間を供養のために天井としたもので、
武将達の遺体は残暑の残る8月から9月中旬まで放置されていたと言われ、
そのため今も生々しい血の痕があちこちに残る。
(goo wikipediaより+α)
陽が陰り、薄暗い部屋で見る血天井はまた格別の雰囲気が漂っていました。
案内の方がいて、解説録音テープと併用しながら
一部屋ごとに解説をしてくれます。
自刃した300名の武将たち。
その魂を供養するために描かれたといわれるのが、
「風神雷神図」で有名な俵屋宗達の杉戸絵。
こういうの。
教科書にも載ってる有名な象さんです。
象のほかにも、麒麟とか獅子とか松などの俵屋宗達の絵が目の前に
(たとえばこちらのサイトで見れます)
宗達の描いたのが「襖」「杉戸」であり、
開け閉めされるモノであることを踏まえて
“戸をあけたときに見える向こう側の風景(戸)”
なども考えて構成されている、ということを聞きました。
「霊を弔う」という精神に基づいて描かれていることがわかりました。
勉強にナリマシタ
宗達の絵葉書セットを購入して帰りました。
瓦の上に…これは、桃?
あとで調べたところによると、樹齢400年のやまももがあるんだとか?
それで「桃」ナノカシラ。
お正月仕様の装飾がまだいたるところに見られ、
夏とは違った京都の姿をみることができました。
しめ縄だけでも、
こんなにものめずらしくて絵になる
(↑はすぐ隣にあった法住寺。中には入ってません)
次は、智積院です。