がじゅまるの樹の下で。

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紅型・藍型の型

2008年08月08日 | ・手ぬぐいコレクション
先に紹介した「藍型」の手ぬぐい。

tokidokiさんが似た感じの手ぬぐいをアップしてくださり、
比較するのにいい資料となってくれました(^-^)

で、比較してみて改めて

やっぱ(これは)オキナワだ!

と感じました。


色は藍の単色なので、紅型のように色でそう感じるわけではないようです。

「型」だと私は思います。

紅型も藍型も方の作り方は一緒なので、紅型で説明すると…。

紅型の特徴の1つに、デザイン化されているというのがあります。
写実的なフォルムではなくて。
平たく言えば、大雑把。

フォルムで言えば、日本本土より、
東南アジアの染物のフォルムに近いです。
(ちなみに昔の紅型は結構色もずれてたり
細かいところを大雑把にまとめて空白ができてたりしてます。
…県民性でしょうか)

だから線も友禅などに比べればだいぶ太いです。

友禅とは違って、
繊細、とは表現できないのが紅型です(笑)


同手ぬぐいの拡大図の写真を載せてみました。

葉の葉脈が途中で切れているのがわかると思います。
これは型を作るとき、型を壊れにくくするための「つなぎ」を残しているからです。

こういったいわゆるぶつ切りの線が紅型には多くあります。

そういったことも、この手ぬぐいがオキナワっぽく見える所以の1つだと、
私は思うのです。


どうなんですかね。

マニアックすぎるかな(^^;)


コメント (4)
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