70才。役に立つ話が次々現われる。

世界で最低の日本人の声を改善する方法を95%まで独自に確立しました。

派遣・喉が痛くて止める。

2005年11月23日 20時28分19秒 | ボイストレニング
派遣社員が多くなった。
 私の生徒にも数人いる。

 派遣社員は、比較的、電話で応対する仕事が多い。

 A子さんは、100年の伝統を持っ事務機器の会社に派遣された。

 あらかじめ企業に配布されているカタログやインターネットを見て、電話で注文が多いと言う。
 
 多い日には1日100件ぐらいやり取りする。それでも彼女の声はおかしくならない。

 しかし他の人は、喉を傷めていて、飴をなめなめ苦しんで声を絞り出しているらしい。

 風邪でも引くと完全に声が出ない。そして止めていく。

 仕事を覚えた頃に声が出ないを理由で派遣社員が辞める。次を雇うが、又、短期間で止める。

 A子さんはその中で優等生らしい。風邪を引いても声は嗄れない。

 彼女は声楽家を目指している。ある会社のパーテーで歌を披露したら、社長が「CDを出したら100枚買うぞ」と約束されたこともある。

 今は派遣社員が本職のようだが、何れ、声楽で頭角を現すかも知れない。

声は身を助けるのお手本のようだ。


日本人歌手の声、レベル低い。

2005年11月23日 11時50分47秒 | 俳優・歌手・アナウンサーの声

 大リーグのレベルの高い野球がBS放送などで頻繁に見られるようになった。
 
 ヨーロッパのスピードと迫力のあるサッカーも放送されている。最近はそれらと日本の球技の交流試合がある。正直言ってレベルの違いを感じる。
 
 「BS放送が始まって日本のプロ野球が面白くない」と嘆く人も多い。
 
 さて歌手の世界を見ると同じようなレベルの低さを感じる。
 
 CDが売れない。不法コピーのせいだと怒る関係者もいる。売れない原因は世界で通用する歌手が日本で作り出せない事にあると関係者は目覚めていない。数多くの会社や組織が歌手を作り出している。

 しかし世界で通用する歌手は一人もいない。例えば歌手のオリンピックがあるとすれば日本人は予選すら通過しない。

 そのもっとも大きな原因は「声」にある。元々声が貧弱で日常会話が潰れた声でも成り立つ日本は、声に関しては世界で最悪のレベルにある。
 
 ボイストレーナーと称する先生達は五万といるし、それらのお言葉を聞いていると「最高」と思える。しかし現実はオリンピックの予選すら通過しない声しか作り出せていない。オペラ歌手の中には強い鋭い声の持ち主もいるが、一般の歌手にはそれらの処方は通用しない。むしろ違和感を与える。

 要するに歌手の声が出鱈目なのだ。

 単に強ければよいとスポーツジムで汗を流し、それだけで売れている歌手もいる。声の基本ができていないので、一つの声だししかできない。柔らかい、強い、鋭い、感情たっぷり、遠くまで届く、激しく踊っても大丈夫などなど本物の歌手には上下左右、深い奥行き、幅の広さと多面的な声が必要である。それが一つしかないのだから「なんちゃつて歌手」と言われるのだ。
 
 結局、歌手の業界は世界のレベルの高い歌手の声に負けて沈み行くしかないのか。