大リーグのレベルの高い野球がBS放送などで頻繁に見られるようになった。
ヨーロッパのスピードと迫力のあるサッカーも放送されている。最近はそれらと日本の球技の交流試合がある。正直言ってレベルの違いを感じる。
「BS放送が始まって日本のプロ野球が面白くない」と嘆く人も多い。
さて歌手の世界を見ると同じようなレベルの低さを感じる。
CDが売れない。不法コピーのせいだと怒る関係者もいる。売れない原因は世界で通用する歌手が日本で作り出せない事にあると関係者は目覚めていない。数多くの会社や組織が歌手を作り出している。
しかし世界で通用する歌手は一人もいない。例えば歌手のオリンピックがあるとすれば日本人は予選すら通過しない。
そのもっとも大きな原因は「声」にある。元々声が貧弱で日常会話が潰れた声でも成り立つ日本は、声に関しては世界で最悪のレベルにある。
ボイストレーナーと称する先生達は五万といるし、それらのお言葉を聞いていると「最高」と思える。しかし現実はオリンピックの予選すら通過しない声しか作り出せていない。オペラ歌手の中には強い鋭い声の持ち主もいるが、一般の歌手にはそれらの処方は通用しない。むしろ違和感を与える。
要するに歌手の声が出鱈目なのだ。
単に強ければよいとスポーツジムで汗を流し、それだけで売れている歌手もいる。声の基本ができていないので、一つの声だししかできない。柔らかい、強い、鋭い、感情たっぷり、遠くまで届く、激しく踊っても大丈夫などなど本物の歌手には上下左右、深い奥行き、幅の広さと多面的な声が必要である。それが一つしかないのだから「なんちゃつて歌手」と言われるのだ。
結局、歌手の業界は世界のレベルの高い歌手の声に負けて沈み行くしかないのか。
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