世の中のチャラチャラした女に言いたい。よおく耳の穴を掃除して聞け。
私、走れないの、幼稚園の頃から運動会でも走ッたことがないって言う女。ハー。
ある時、わたいの声のトレーニングの合宿にやってきた。2泊3日で1・5万メートル以上走る。
女 「ダメ、走るの」
トレナー「じゃ歩け」
女 「イヤだな・・・何で? 」
トレナー「お前、声が出るようになりたいんだろ、どんどん歩け」
500Mほどで田舎道を折返す。
突然、山の天気が変わり、大きな雨が滝のように降り出した。
ワーワーとみんなが走って戻る。
キャーキャーと、私走れない女が、一番、早いスピードで戻って来る。
女「生まれて初めて・・・こんなに走ったのは・・・」
音大の女に告げる。
ええか、よく聞け。
冬、手袋をしているのはピアノ科だ。マスクにマフラーは声楽科の女だ。
そのまま北極探検にいけるぞ。たくさん着込みやがって。
過保護、過保護、又過保護。
お前ら人間が動物であることを忘れたのか。
冬の朝、裸で水でも頭から、かぶれ。
歌もピアノも上手くなるぞ。
カンカンカン・・・・。