1990~1998年に発表したノンシリーズの短編&ショートショートをまとめた作品集です。
ビュッフェスタイルで美味しいものを何種類も食べたみたいに、幸福な満腹感♪
本格だけではない有栖川ワールドを堪能できる、佳作ぞろいの短編集です。
☆「落とし穴」
倒叙ミステリ。些細なミスが命取りで殺人を計画実行する犯人。
題名の「落とし穴」とは?・・・「あちゃ~」って目をつぶりたくなります(^^;
☆「裏切る眼」
タイトルが二重の意味を持っているのが深いし、トリックもシンプルでかつ奇抜。
絡めとられていく主人公の不安感がじわじわと伝わってきます。
☆「Intermission 1:遠い出張」
ショートショート。出張の営業マンに降りかかった出来事とは?
落ちは、まあ何となく読めましたけど。
☆「危険な席」
列車の中で起こった無差別殺人。主人公の推理が進むうちに、危機感が・・・
心理サスペンスがたまりません(^^)
☆「パテオ」
作家が主人公の物語。別に犯罪は起こらないんですけど、謎が興味をそそります。
『作家小説』も面白いかもな~と、読んでみたい気持ちになりました。
☆「Intermission 2:多々良探偵の失策」
ショートショート。多々良探偵のボヤキ具合がいい感じです(笑)
☆「登竜門が多すぎる」
これはもう、ぜひ一読をお勧めしたい作品です。ミステリファンは大笑いできます。
有栖川氏が出版社の人と冗談を言っていた中でできた作品だそうですが、
そのときの話は、すご~く盛り上がったんじゃないでしょうか(^^)
☆「Intermission 3:世紀のアリバイ」
ショートショート。結末を読んだとき、ぶっとびました。
☆「タイタンの殺人」
これはSFですよ。でも本格ミステリで、しかも「読者への挑戦」つきの犯人当て!
しかし、あんまり会いたくない宇宙人でした・・・
☆「Intermission 4:幸運の女神」
ショートショート。風刺の効いた結末で、星新一作品を彷彿とさせます(^^)
☆「夜汽車は走る」
有栖川作品の列車の風景は大好きです。
一体何が起こるんだろう・・・と期待させる構成も見事で、悲しくも美しい物語になりました。
☆「ジュリエットの悲鳴」
有栖川氏独特の臨場感ある描写が炸裂した作品で、ライブシーンのうねるようなグルーヴ感が最高。
しかし、それ以上に切なくなるような人間模様・・・ロミオの叫びに胸を打たれました。
短い作品たちですけど、決して小粒な感じがしません。
本格の短編の場合、ちょっと読み足りない感のある作品もあったりするのですけど、
この作品集は、プロットや設定自体に工夫のある作品が多いからでしょう。
ノンシリーズならではの作品ばかりだと言えますね♪
ビュッフェスタイルで美味しいものを何種類も食べたみたいに、幸福な満腹感♪
本格だけではない有栖川ワールドを堪能できる、佳作ぞろいの短編集です。
☆「落とし穴」
倒叙ミステリ。些細なミスが命取りで殺人を計画実行する犯人。
題名の「落とし穴」とは?・・・「あちゃ~」って目をつぶりたくなります(^^;
☆「裏切る眼」
タイトルが二重の意味を持っているのが深いし、トリックもシンプルでかつ奇抜。
絡めとられていく主人公の不安感がじわじわと伝わってきます。
☆「Intermission 1:遠い出張」
ショートショート。出張の営業マンに降りかかった出来事とは?
落ちは、まあ何となく読めましたけど。
☆「危険な席」
列車の中で起こった無差別殺人。主人公の推理が進むうちに、危機感が・・・
心理サスペンスがたまりません(^^)
☆「パテオ」
作家が主人公の物語。別に犯罪は起こらないんですけど、謎が興味をそそります。
『作家小説』も面白いかもな~と、読んでみたい気持ちになりました。
☆「Intermission 2:多々良探偵の失策」
ショートショート。多々良探偵のボヤキ具合がいい感じです(笑)
☆「登竜門が多すぎる」
これはもう、ぜひ一読をお勧めしたい作品です。ミステリファンは大笑いできます。
有栖川氏が出版社の人と冗談を言っていた中でできた作品だそうですが、
そのときの話は、すご~く盛り上がったんじゃないでしょうか(^^)
☆「Intermission 3:世紀のアリバイ」
ショートショート。結末を読んだとき、ぶっとびました。
☆「タイタンの殺人」
これはSFですよ。でも本格ミステリで、しかも「読者への挑戦」つきの犯人当て!
しかし、あんまり会いたくない宇宙人でした・・・
☆「Intermission 4:幸運の女神」
ショートショート。風刺の効いた結末で、星新一作品を彷彿とさせます(^^)
☆「夜汽車は走る」
有栖川作品の列車の風景は大好きです。
一体何が起こるんだろう・・・と期待させる構成も見事で、悲しくも美しい物語になりました。
☆「ジュリエットの悲鳴」
有栖川氏独特の臨場感ある描写が炸裂した作品で、ライブシーンのうねるようなグルーヴ感が最高。
しかし、それ以上に切なくなるような人間模様・・・ロミオの叫びに胸を打たれました。
短い作品たちですけど、決して小粒な感じがしません。
本格の短編の場合、ちょっと読み足りない感のある作品もあったりするのですけど、
この作品集は、プロットや設定自体に工夫のある作品が多いからでしょう。
ノンシリーズならではの作品ばかりだと言えますね♪
『登竜門が多すぎる』は、面白いって聞いたことがあったのですが……
大笑いですか?!
くぅぅぅ…よ、読みたい!
読んで笑いたいよ~
何かすごく充実した内容みたいで、うらやましい!
気になるのはショートショートかな~。。。
あと「パテオ」♪
ノンシリーズはほとんど読んでないので、新しい有栖川ワールドにハマってみたいです☆
そして次は『頼子』ですか?!
レビュー楽しみにしてます☆
お風呂タイムにいいかもしれません(^^)
ちょっと最後の「ジュリエット」
胸がドキドキして、そして悲しかったです。
『頼子』読んじゃいましたよ。
感想は、記事にします♪