またまたご無沙汰でした。
しかし、新年度業務も一段落で、やっと余裕ができます。
もうちょっと頑張って更新せねば・・・
ということで、今日からゴールデンウィークではありますが、
今年は前半後半と分かれちゃってるのが、少し悲しい。
有給取れる人の中には10連休という人もいるのでしょうか??
円安でなければ海外に行く人も増えていたかも。
ところで。
最近はミステリはちょっと置いて、
歴史小説を読んでいます☆
時代は、幕末。
幕末って、現代に近いし、かなり生々しいイメージがあり、
敬遠していたせいで、知識がほとんどなかったんです。
数年前の大河ドラマ「龍馬伝」で、なるほど~と思ったくらいで(^^;
そのくらいの興味しかなかったわけなのです。
が、やっぱりそろそろ知っとかないとな~と思いまして一念発起。
幕末といえば司馬遼太郎だということで、
司馬作品を中心に何作か読みました。
『花神』(上・中・下)司馬遼太郎
長州の村田蔵六(大村益次郎)の物語。
幕末における技術者の生き方にスポットをあてたもので、
感情論とは一味違う幕末の姿を見せてくれる作品でした。
たとえて言えば、1+1が2でしかないことを知っている蔵六が、
4という答えを足し算で導くには3を足せばよいことを淡々と主張し、
対幕府戦に計算通り勝利していくというお話。
まあ最後はその計算に納得できない暴徒に暗殺されるんですけど・・・
シーボルトの娘イネとの交流が、地味な話に花を添えます。
この話を読むと、長州びいきになりますね。
『燃えよ剣』(上・下)司馬遼太郎
有名な新選組の土方歳三の物語。
百姓身分から武士となり、自分の道を貫き通した土方の姿は、
悲愴というより、いっそ清々しく、これも幕末の一面ですね。
新選組については全く知識がなかった(悪イメージだけあった)のですが、
土方にとって新選組は、自分の作品であり、居場所でもあったのでしょうね。
もし近藤勇だけだったら、新選組はなかったんだろうな・・・
この作品を読むと、薩長土がやりすぎに思えるんですよね(^^;
『新選組血風録』司馬遼太郎
新選組関連の連作短編集。
新選組についての作品を読んでいくと、
沖田総司に対して自分が抱いていたイメージが変わりました。
結核だったし、なんとなく暗い、悲愴な刺客だと思っていたのですが、
少年のような透明感のある人物に書かれています。
殺人軍団みたいな新選組にも、人間模様があったんだな~と思いました。
『竜馬がゆく』(全8巻)司馬遼太郎
王道の坂本龍馬ものですね。
なんせ8巻もありますし、なかなか手が出なかったのですが、
勢いに乗って読むことができました。
最期を知っているから、後半は切なくなりましたけど、
みんなが憧れるのがわかる、スケールの大きな人物ですよね。
幕末の各勢力の思惑も、この作品を読むとよくわかりました。
一つの時代を終わらせるには、複雑な駆け引きバランスが必要ですね。
きれいごとだけではだめで、時期を見極めなければだめで、
自分の利や理だけを主張しててもだめで、相手の道も見つけてやらないとならない。
一見優柔不断に見えてとらえどころがないような人間だからこそ、
すべてを入れる大きな器となりえたのかもしれませんね・・・
『新選組 幕末の青嵐』木内昇
各章ごとに新選組の人物の視点を通して話が進んでいきます。
出来事というより人物の心理描写に重点を置いた作品。
創作の部分が多いのでしょうが、かなり面白く読めました。
ある意味、変り者の集まりだったんでしょうね、新選組って(^^;
という感じで色々読んでいます☆
やっぱり人間ドラマって面白いですね♪
しかし、新年度業務も一段落で、やっと余裕ができます。
もうちょっと頑張って更新せねば・・・
ということで、今日からゴールデンウィークではありますが、
今年は前半後半と分かれちゃってるのが、少し悲しい。
有給取れる人の中には10連休という人もいるのでしょうか??
円安でなければ海外に行く人も増えていたかも。
ところで。
最近はミステリはちょっと置いて、
歴史小説を読んでいます☆
時代は、幕末。
幕末って、現代に近いし、かなり生々しいイメージがあり、
敬遠していたせいで、知識がほとんどなかったんです。
数年前の大河ドラマ「龍馬伝」で、なるほど~と思ったくらいで(^^;
そのくらいの興味しかなかったわけなのです。
が、やっぱりそろそろ知っとかないとな~と思いまして一念発起。
幕末といえば司馬遼太郎だということで、
司馬作品を中心に何作か読みました。
『花神』(上・中・下)司馬遼太郎
長州の村田蔵六(大村益次郎)の物語。
幕末における技術者の生き方にスポットをあてたもので、
感情論とは一味違う幕末の姿を見せてくれる作品でした。
たとえて言えば、1+1が2でしかないことを知っている蔵六が、
4という答えを足し算で導くには3を足せばよいことを淡々と主張し、
対幕府戦に計算通り勝利していくというお話。
まあ最後はその計算に納得できない暴徒に暗殺されるんですけど・・・
シーボルトの娘イネとの交流が、地味な話に花を添えます。
この話を読むと、長州びいきになりますね。
『燃えよ剣』(上・下)司馬遼太郎
有名な新選組の土方歳三の物語。
百姓身分から武士となり、自分の道を貫き通した土方の姿は、
悲愴というより、いっそ清々しく、これも幕末の一面ですね。
新選組については全く知識がなかった(悪イメージだけあった)のですが、
土方にとって新選組は、自分の作品であり、居場所でもあったのでしょうね。
もし近藤勇だけだったら、新選組はなかったんだろうな・・・
この作品を読むと、薩長土がやりすぎに思えるんですよね(^^;
『新選組血風録』司馬遼太郎
新選組関連の連作短編集。
新選組についての作品を読んでいくと、
沖田総司に対して自分が抱いていたイメージが変わりました。
結核だったし、なんとなく暗い、悲愴な刺客だと思っていたのですが、
少年のような透明感のある人物に書かれています。
殺人軍団みたいな新選組にも、人間模様があったんだな~と思いました。
『竜馬がゆく』(全8巻)司馬遼太郎
王道の坂本龍馬ものですね。
なんせ8巻もありますし、なかなか手が出なかったのですが、
勢いに乗って読むことができました。
最期を知っているから、後半は切なくなりましたけど、
みんなが憧れるのがわかる、スケールの大きな人物ですよね。
幕末の各勢力の思惑も、この作品を読むとよくわかりました。
一つの時代を終わらせるには、複雑な駆け引きバランスが必要ですね。
きれいごとだけではだめで、時期を見極めなければだめで、
自分の利や理だけを主張しててもだめで、相手の道も見つけてやらないとならない。
一見優柔不断に見えてとらえどころがないような人間だからこそ、
すべてを入れる大きな器となりえたのかもしれませんね・・・
『新選組 幕末の青嵐』木内昇
各章ごとに新選組の人物の視点を通して話が進んでいきます。
出来事というより人物の心理描写に重点を置いた作品。
創作の部分が多いのでしょうが、かなり面白く読めました。
ある意味、変り者の集まりだったんでしょうね、新選組って(^^;
という感じで色々読んでいます☆
やっぱり人間ドラマって面白いですね♪
やっと余裕が出来てきたとのことで何よりです。
多忙なviviandpianoさんですし、体には気を付けてくださいね。
それにしても歴史小説ですか。
「新撰組」は、昔週刊少年ジャンプで連載していた「るろうに剣心」という漫画の影響で結構好きです。
三番隊組長の斉藤一さんはかなり印象に残っていますね。
殺戮集団のイメージもありますが、あさぎ色のダンダラ羽織の隊士達はなかなかの格好良さだと思います
ありませんでした。
その代わりに「ある男」という木内昇著のハードカバーの本がありました。
ノボルでなく、ノボリなんですね。それに、装丁の装画が、香月泰男でした。
昔、私が個展をしてあげた作家です。
この本は、私にインスピレーションをくれる何かがある、と直感しました。
何が書いてあるのか、今は、知りません。
読んだあとは、私は、違う人間になっているはずです。
ミステリより楽に読めるし(笑)
社会というものを色々考えさせられます。
るろ剣!
そう言えば、斎藤っていましたよね☆
新選組はかなり気になってて、
中でも土方・沖田・斎藤はオシメンです(笑)
でも、何というか純粋な感じもあって、
今は失われてしまったものがあるような気がします。
みんな、若いのに、すごい。
「ある男」はどうでしたか?
アマゾンの書評とかでは高評価ですよね?
装丁の方と交流があったのですね(^^)
何か縁を感じる作品なんですね。
そういうのが「あたり」だったりしますよね☆
また小説の更新も楽しみにしています♪