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日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

絵本 『どいてよへびくん』 五味太郎

2007年01月03日 | 絵本・写真集・画集

            “Wakihama Sea Front”


絵本の『どいてよへびくん』を読みました。

友達の「へびくん」とのお話です。

「へびくん」は意地悪だけれど、悪意があるようなないような。

「へびくん」は単に自分のしたことをしているだけであって、べつに彼女の邪魔をしたいなんて思っていない。

でも、「へびくん」は「へびくん」であるがゆえに、彼女の邪魔をしてしまいます。

「へびくん」には悪意がないから、「へびくん」はとてもいい人です。「へびくん」も彼女のことが好きだ。

悪意がないけど、「へびくん」は「へびくん」であるがゆえに、彼女の邪魔になってしまう。「へびくん」は邪魔をしようとしているわけではないし、女の子のことが好きだから、罪悪感も意地悪な心も微塵もありません。

だから結果的に女の子が困ってしまうと、意地悪をしようとしているわけじゃないので、ただただついつい笑っちゃうのです。

「へびくん」は女の子のことが好きなのだ。


この絵本のアマゾンでのレビューには「ポイントは大声で読むことですね。そうすると一緒に大声で「どいてよ」と読んでくれます。」というコメントがあります。うーん、分かる気がする。


どいてよへびくん

偕成社

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