「石の道」(on “Flicker”)
五味太郎さんの絵本『はやくあいたいな』をよみました。
この本は、以前もう5年以上前に本屋で見かけて思わず引き込まれてしまった絵本です(買わなかったんだけど)。この本で遅ればせながら「五味太郎という人ってすごいなぁ」と、日本を代表する絵本作家のことを認識しました。今回あらためて読んでみて、そのときのことを思い出しました。
他の絵本では、どうしても絵と文は別々になっています。文を読むときは絵を見ていないし、絵を見ているときは文を読んでいない。
でも五味さんの絵本は、文と絵を一緒に読み見ることができるんですね。独特のリズムで文と絵が一体化してぐいぐい読むものを引っ張ってくれるのです。
本の中に登場してくるよおちゃんとおばあちゃんは、お互いとても好き合っている。もう好きで好きでしょうがないので、相手のことを思うといてもたってもいられない。その二人を広い画面で眺めている私(たち)は、二人の仲のよさを見てとても暖かくて嬉しい気持ちになります。
とっても面白い絵本ですよ。
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