ウサチーロのとりあえず日記 Part 2

日々の記録および3人兄弟の成長日記。

お通夜

2010-09-23 02:16:10 | 日常
昨晩はお通夜に行ってきました。

仕事をしているせいか結婚したせいか、アメリカに来て既に何度かお葬式やお通夜に行きました。子供のころお葬式なんて1、2度くらいしか行ったことがなかったので、なんだか社会人になった、大人になったことを実感する行事です。これから年をとるにつれ、どんどん行く機会が増えていくだろうことは悲しいことですが。

今回は、普段はテキサスにいる部下ジムのお父さんがなくなったのですが、ジムはもともとフィラデルフィア出身で、お父さんもまだこの近辺に住んでいて、お通夜もフィラデルフィア市内だったので行ってきました。

これは前から、ジムに聞いていたのですが、ジムのお母さんは若くして亡くなって、お父さんは3人の息子をひとりで育て上げたのです。3人の息子というところに、とても人ごととは思えなくて親近感を持っていました。

奥さんが亡くなったとき末っ子のジムはまだ小学2年生だったこと、二つの仕事を掛け持ちして3人を育てたこと、を今回聞いて、ますます感銘を受けました。このお父さんも、今は孫もできていて、つい2週間前まではシカゴの次男の家に遊びに行ったりと、元気に自由気ままに生活していたそうです。もともと心臓が悪かったそうですが、発作が起きて病院に運ばれ、その間に一家全員がそろって、皆が見守る中で延命装置をはずされて、そのまま亡くなったそうです。きっと神様が、もうあなたは十分この世の仕事を果たしましたよと、逝かせてくれたのではないかと思います。直前まで元気で、最後は家族全員が見守ってくれているなんて、言い方は悪いかもしれませんが、理想的な死に方ではありませんか。

アメリカの「お通夜」は死んだ人がよく見えるようにどーんと置かれているのですが、(なので今回も行く前はちょっと怖気づきましたが)、見てみたら、とてもピースフルに眠られていて、怖くありませんでした。

会社関係で義務感もあって行ったのですが、ジムも喜んでくれたし、このように尊敬すべき人のお通夜に行けて、なんとなく行ってよかったなと思いました。