kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「王妃の紋章」

2008年03月21日 23時45分42秒 | 映画
壮大なスケールの映画「王妃の紋章」の試写会へ。

ヒット作「HERO」「LOVERS」を監督し、
北京五輪の総合ディレクターも務める
中国映画の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作ということで、
興味津々!

今回の作品は、中国史上最も華やかな唐王朝滅亡後の時代を舞台に、
策謀をめぐらし殺意を抱きあう宮廷の人々の人間模様を描いた作品。
まさに中国版豪華『華麗なる一族』と言ったところ。

ストーリーは・・・
中国、五代十国、後唐の時代・・・
《菊の節句》とも言われる重陽の日が近づき、
遠征に出ていた王(チョウ・ユンファ)と、
第二王子(ジェイ・チョウ)が王宮に帰ってきた。
しかし、王妃(コン・リー)は、
王の前妻の息子である第一王子と不義の関係に陥っていた。
久しぶりの再会を喜ぶ王妃と第二王子だったが、
王子は王妃がひどく衰弱していることに気づく。
王妃は王の命令で調合された《特別な薬》を飲み続けていたのだ・・・

とにかくスケールが桁はずれっ!
豪華な黄金の宮廷を始め、
アカデミー賞にもノミネートされたほどのまぶしいばかりの衣装の数々・・
そして、宮廷で働く人数の多さ・・

中国人の数の有利を圧倒的に見せ付けられた気分になった・・・

制作費50億円・・・
宮廷の広場に敷き詰められた菊の花350万本・・
映像を観るだけでも価値があると思う。

そして、王妃役のコン・リーの美しさ
冷や汗を流しながら苦痛に顔をゆがめている時でさえ綺麗・・
こういう悲しみや苦しみを内に秘め強く生きる女性役が
彼女は本当によく似合う。

もちろん、チャン・イーモウ監督だけあって
アクションシーンも満載!
でも、それよりも今回は、なぜこれほどまでにと思うほどの
愛憎劇に圧倒されてしまった。

金と権力と暇があれば、人間はよくないことを考えるものなのか・・