そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

9月5日(日)

2010年09月05日 | 昔日記
 集中講義に出かけるので、少し土産を買いに出る。事前に荷物を送れなかったため、できるだけ軽くてかさ張らず、値段の分からんものがよいと思いついたのが、地元産のゼリー。どばどばっと購入してキャリーバッグとバックパックに分けて詰め込んだら、ぴったりだった。着替えはほとんど持たない。シャツ2枚と褌1丁で済む。

 出がけに、I先生から戴いたお手紙へのお返事をしたため、VB先生にお渡しいただきたいデータの入ったメモリをE学部のT教授へ送った。きょうび、親指のツメほどの大きさのメモリに、結構な容量が入る。大阪のO先生から新しい注釈書が送られて来たので、大急ぎで拝受御礼・御返報のみを出しておく。I先生は「式子」内親王がご専門だが、最近しきりに定家へ「食指」を伸ばしていらっしゃる。(笑

 13:30東京駅発の「のぞみ」に乗れば、17:00前には目的地着だ。今年はなぜか、駅前の高層ホテルが宛がわれていた。旅装を解いて、18:00にロビーでKさんと待ち合わせ、日生町の料理屋さんに車でお連れいただく。

 「おおもり」というお店である。地元では美味しいと評判のよし。画像はお造りだが、生の鱧なんぞが出て珍しかった(あとは平目)。とにかくお魚が新鮮。鱧の蒲焼?や、鱧寿司まで出て、鱧尽くしという風情だった。最後はなんとステーキが。ご、ご馳走様でした。こういうお店は、地元の方に車でご案内いただかないことには、到底行き着けませんわなあ。

 ホテルに戻ると、Uちゃんからまた論文添削の依頼が。自分の仕事にかかるヒマは全くありはしない(私大の教授だから仕方がないが)。露文のK教授ぢゃないけれど、辞典の原稿締め切りもこの月末だが、教科書の原稿も仕上げなければらなんし、だんだん進退窮まってきたぞ。集中講義先では、案外仕事ができぬものだ。明晩は地元新聞社に勤めている学部時代の同期生H君夫妻と会う約束だし、明々後日は帰省しているEさんと会い秋の学会発表の資料を最終チェックすることになっている。S君からは、博士学位請求論文の下読み稿ができたのでホテルに送りましたと来たもんだ。明日の夕方までに着くとなれば、H夫妻と食事した後はその通し読みで潰れるなあ。ああ、明後日は再試験実施日だったんだ! 20:00までに採点して、評価を事務所に通知しなければならぬ。なんでこんなに忙しいのだろう。9月20日からコース運営主任になって、11月以降は教組の職場議長まで引き受けちゃったしなあ。一両年ブラブラしていた反動か? いやいや、教組の執行委員なんぞも勤めたから、決して遊んでいたわけではない。これで思い悩んで痩せられたら本望なのだが・・・。  
 
 この秋も研究室周辺から学会発表へ出撃する人が多い。中古、中世、和歌に風土、和歌の例会は2名、学内学会も1人・・・。もうこまごま整備しているヒマはないから、各機各員、自立的に敵艦へ突入せよ!と命じたくなるが、そうなると「アカハラ」と言われかねん。因果な商売だ。「アカハラのトナカイ」はいつも皆の笑い者になるしかないかな・・・とボヤくことしきり。少なくとも学位取得者、学籍の無い御仁は、自分で何とかしてちょーだいね。

 集中講義先女子大のN君は今夏ブラジルへ行ったはずだが、明日会えたら話を聞いてみよう。ブラジルは冬だったはず。お子さんへの土産は、ゼリーで我慢してください。そういえばゼリー藤尾は、最近どうしているのかな?

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2 コメント

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Nは帰国したのですか? (ざあ)
2010-09-07 01:49:07
ブログ上でやりとりしてたのですが、もう帰国の途に着かれましたか。もしや、U氏も先生と同じ時期に集中講義?
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動向 (亭主)
2010-09-07 19:18:36
N氏は15日くらいのご帰国らしい。
U氏は私と入れ違いです。

た、台風が接近中~!
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