そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

10月16日(土)

2010年10月16日 | 昔日記
 W文学会の大会である。会場校は山手線の駅至近で便利だが、構内では運動会?が行なわれていた。12:00からの委員会に出る。事務局の根回しよろしく、議事は実にスピーディに進む。12月の公演についても、昨年・一昨年同様後援が得られた。A師匠、ご報告申し上げ候。

 開会挨拶のため文学部長殿が見えたので、土下座をして謝っておく。また、Sさんにも、ご迷惑を掛けましてと平身低頭。最近の若い人は教育が出来ていないからね…と慰められた。おっしゃる通りでござりまする(その教育を行なったのは私だから、実に面目なし)。

 講演会は大盛況だった。会場校S教授の上代語法に関する実に緻密な話の後は、G先生の和泉式部伝に関するご講演であった。T教授の講師紹介がブッ飛んでいたぞ。やはり、G先生目当てで、歴々たる大先生方のお姿が多い。

 講演会が早く終わったので、懇親会までの待ち時間が長かった。駅前に出て一杯やればよかった。懇親会場は構内の食堂。こちらも盛況。会場校大学の付属女子高に勤めている、ウチの研究室のK君もやってきたので、S教授や文学部長殿にご挨拶をさせる。文学部長殿とは、例の一件についてお話をしたが、N嬢の報告については懐疑的で、そんなものであるはずがないとおっしゃる。でも、「そんなもの」なんだから仕方が無いと、私は思う。N嬢の日記研究については高く評価できるるから、そちらを世に問うべきだというのが文学部長殿のご意見。そのうち飲もうと誘われた。

 二次会は、三十六人集研究のF氏とムーミン大のNさん、先般学術賞を受賞したK氏に、文科省のT氏も合流して、5人でその辺の居酒屋に入った。T氏はC文学会の事務も引き受けさせられたため、来週は広島へ行くそうだ。私はまだホテルを取っていない。

 F氏は米沢の出身であり、Nさんのおつれあいと同郷だから、話がローカルになる。今日は芋煮会について、さんざっぱら聴かされた。牛肉・醤油味が一般的だが、豚肉・味噌味という地域が少数(庄内地方)あるそうだ。それから、アケビは皮が美味い(にがいけど)という話も出た。

 ホッピーのセットを注文したのが大間違い。巨大ジョッキに中身がなみなみと注がれて出てきたため、なかなか飲み干せぬ。ぬるい茶色の液体がいつまでも残って、気持ちが悪かった。

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