そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月23日(水)

2010年06月23日 | 昔日記
 水曜は会議日だということをすっかり忘れていたが、12:10から臨時教室会議を開くとの連絡があり、また13:00から某基幹委員会がある旨のリマインダ―を事務所の担当職員の方からいただいたので、さて「どぜう鍋」でも食いに行こうかと呑気に構えた気分はいっきに吹っ飛んだ。

 教室会議は実験実習費云々の件で、これに関して我がコースの取る道はひとつしかないが、皆がついでにいろいろなことを言い出すので、正直辟易してしまった。それから、どうやら私は9月からコ―ス主任に就任することになっているらしい。現主任から、大丈夫ですか?と確認されたが、あ、結構ですとしか答える術はないぞなもし。前に主任をやった時には、途中で学部の教務になったから、任期をきちんと勤めあげていない。今般シアトルにも派遣してもらったので、喜んであい勤めさせていただきます。主任の任期が終わったら、特別研究期間を取らせてもらうことにしようっと。

 13:00からの委員会は、2時間かかった。本格的な委員会に出たのは久しぶりだ。事務長の隣に座る。この委員会では、M委員長のお捌きまことに見事であり、私は心の底からご尊敬申し上げている。なにしろM先生は、かつて特別研究期間を中途休止し、教務主任職を引き受けたというあっぱれな御仁である。こういう価値観は、正しく我ら「ウルトラマン世代」のものだからな。

 盟兄現教務主任殿がちらちら発言する真意も、私には手に取るように分かるから、面白かったというか、なんだか可笑しかったな。まあ、教務主任経験者は、裏事情・裏情報を、「人格」を含めていろいろ心得ているからね。(嗤

 サングラスを新調したので、これから当分はこいつを日常的に装着することにしよう。教組の執行委員の業務中もずっとサングラスをかけて顰蹙をかったが、私にとってメガネは仮面であり、かけているメガネによって人格を使い分けているのである(このブログのタイトルと一緒ですわ)。


 近時の愚詠両三首。

  わたくしの 六月 あなたの六月に 重ねてみたき 夕暮れの雨

  あぢさゐの 花切る露地は 昔せし 泥といふに さも似たるかな

  「紺碧」の インクにペンを 充め換へて 君への手紙 書き改むる

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