そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

3月10日(火)

2009年03月10日 | 昔日記
 東京大空襲の記念日なり。一ノ瀬俊也『皇軍兵士の日常生活』(講談社現代新書)を読了。「戦争の時代を考えるとき、一番大切なのは、その時自分だったらどうしたかを思うことではないだろうか。それができていない発言や思考法がいま日本にはあまりにも多い」(p272)、けだし同感。

 内視鏡検査のため9:15に病院へ行く。10年前くらいにやってすっかり懲りたので、それ以来だ。まず洗面台の前で、麻酔を口に含み2分間上を向いてから、診察台の上に横向けになり、胃カメラをずずずっと突っ込まれた。いやはや、気持ち悪いのなんのって。目の前に画面があるが、そんなの見るヤツがいるのかねえ。

 担当の女医さんから、すぐに画像を見ながら検査結果の説明を受けた。まず食道と胃の境目のところに傷があるそうだ。何かのはずみに切れて出血した跡らしい。そういえば少し前に激しくモドしたことがあったな。十二指腸には2か所、炎症の跡があった。これはよくあるものだそうだ。あとは胃壁が薄くなっていて、胃癌になりやすい状態だという。お酒とかは控えたほうがいいのでしょうか?と恐る恐るお尋ねしたら、控えるべき所見はありませんねとのこと。酒はいくら飲んでもいいらしい。胃癌になる可能性があるから、毎年内視鏡検査をしたほうがいいですよと言われたが、誰がこんなの、毎年受けるものか。かかる苦しき目は、当分懲り懲りだ。

 研究室に立ち寄って荷物を持ち、いったん帰宅する。電車の中で重金敦之『すし屋の常識・非常識』(朝日新書)を読了。無性に寿司が食いたくなったので、お昼はパートナーと寿司屋へ行く。

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