そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

10月22日(金)

2010年10月22日 | 昔日記
 同居人が、長年大切に使ってきた腕時計を、昨日どこかで無くしてしまったと嘆いている。傍で見ていても心が傷むが、集中講義の講師料も入ったから、買って進ぜませう。

 主任の仕事というのは、脈絡無く次々降りかかってくる。来年度の科目担当者がほぼ確定したので、嘱解任の書類作りに着手。そうしたら、新規嘱任履歴書のフォーマットが変更になっていると、今ごろになって事務所から連絡が来た。もう届いている履歴書もあるのに。ああ、やり直しだ。

 明らかに鬱屈してきた。K教授へのメールについ弱音を記したら、ずいぶん心配していただいた。まあ、それほどでもありません。

 16:30からの演習は、力のこもった発表だったが、ハンドアウトの資料が不備で、聞いている人たちは、ぽかんとしてしまっていた。ディスカッションがうまく立ち上がらない。pptの使い方もさらに工夫が必要だろう。

 研究室へ戻ると、コース室では、書道サークルに属する考古学の学生さんが、F助教やTAのIさんとお茶を飲んでいた。学内学会の大会のための、立看やめくりを書いてもらったようだ。聞けば、麻布十番の御稽古事でご一緒するMさんの彼氏らしい。そういえば、前に蕎麦屋で一度お見かけしたかな。なかなかの好青年で、Mさんにお似合いである。指導はT教授(私の助手仲間)のよし、いま副学部長であらせられる。専門は「あくぬき」だとおっしゃるので、そうですか、縄文時代は善人ばかりだったのですね、と変なことを口走ってしまった。

 広島行きの切符は買った。帰りに復活「鷹ばん」へ寄る。何ヵ月ぶりだろう。フロアのお姉さんが新しい人だった。日置桜と李白を飲み(山陰シリーズ)、最後は愛知の何とかという吟醸酒にした(同居人が愛知県出張中だからな)。肴は、トバ燻と〆鯖、米茄子の田楽は味噌を食っているみたいだった。酒3杯に肴3品で4,000円也。まあ、こんなものでしょう。女将さんに、来週も来るかもしれませんと申し上げると、来るなら電話するよう言われた。

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4 コメント

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愛知と言えば (ガマ仙人)
2010-10-23 17:25:26
http://www.sakesake.com/item/kurabetu1/29/1-29.html
こちらがよく知られていますが。
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Unknown (野中の清水)
2010-10-23 20:48:58
お久しぶりです
今日知人と話をしていますと
最古の古今和歌集の完本が見つかったとのこと
新資料の発掘があるのですね
昨年は源氏物語の写本の再発見が
いろいろと記事になりました
わたしは根性が歪んでいるので
ほんまかいなぁと思ってしまいました

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甲南のヤツですな (亭主)
2010-10-25 13:57:02
お茶代の先生が
新聞でコメントしておりましたなあ。
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URL (亭主)
2010-10-26 07:10:17
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819695E0E2E2E1838DE0E2E3E2E0E2E3E29180EAE2E2E2;bm=96958A9C93819695E0E2E2E19C8DE0E2E3E2E0E2E3E29180EAE2E2E2
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