そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月20日(日)

2010年06月20日 | 昔日記
 娘から父の日の贈り物だとTシャツを2枚もらった。私を「お父さん」などと言ってくれるのは、世界中でたった1人きりなので、感慨無きにしもあらず。

 11:00から輪読研究会。久しぶりで、私が最初の発表者になっている。早めに大学へ行くと、K前助手はもう研究室でごそごそやっていた。

 18:00過ぎまでかかって、20首ほどの和歌を読む。岡山からN氏、関西からK女史もおいでだった。合間に、N女史から某学会の委員会に出た様子を聞かされたが、T氏がとんでもないことを言っていたという。実はその件については、私は昨秋本人から直接聞かされていて、ひどく不快な思いを抱いた。ひとことでいえば、彼は学会を私物化しているのである。こんな暴挙は全力で阻止せにゃならんという話になったが、Dの世代はなかなか手強いぜよ。我ら根回しの嫌いな、初代「ウルトラマン世代」だからなあ。

 輪読会終了後、N氏・K前助手と3人、ミャンマー料理店で飲む。K前助手には、はやく著書を出すよう発破をかけたが、博士号を取った直後でノリノリの時期なんだから、公募なんぞも積極的に動いたほうがよい。N氏からも適確なアドバイスをもらって、その気になっているのは結構なかぎりだ。K前助手は今のところ、修士課程入学時から博士学位所得まで一貫して面倒をみた唯一の御仁なのだが、全くもって慾が無くはらはらする。

 ミャンマー料理店のココナッツのアイスクリームは美味かった。たまには甘いものも食わんと、エネルギーが補充できない。N氏は今夏ブラジルで集中講義だそうだが、我らの業界もまことに国際的となったものである。

  シアトルやヤンキ―ガールのほととぎす
       スターバックスの香りこそすれ 雲州(再録)

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