そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月2日(水)15:00@Seattle

2010年06月03日 | Seattle日記
 杉山洋子さんに誘われて、お茶のお稽古にゲストとしてお邪魔をした。ワシントン・パーク植物園にある日本庭園内の茶室である。

 まず、師匠のTim Olson先生にご挨拶、歓迎のお言葉を受ける。お弟子には、建築家のアメリカ人男性、杉山さん、日本茶輸入業の日系女性、アメリカ人の禅尼が参会し、和巾点、薄茶平点前、濃茶平点前、流し点前の稽古が行なわれた。床の花は杜若、お菓子も結構な練り切りで、美しい初夏のお庭も清々しい。

 Olson先生の指導はすべて英語である。日本語は全くお喋りにならない。家元講習などもお受けになったことはなく、全くアメリカで修業されたとのこと。そのあたりも新鮮な驚きであったが、なごやかで暖かい、すてきなお稽古に参加できて幸せに思った。

 13:00に終わって、杉山さんにランチに連れて行っていただく。「icacutus!」というEast Madisonにあるメキシコ料理のお店。近くがお屋敷街なので、客筋がいいらしい。料理の専門家である杉山さんにすべてお任せしたが、まことに適量、美味しいことこの上もなし。子どもの話などをする。

 杉山さんは明日から2日間の予定でワシントンDCへ行かれるよし。オバマ大統領夫人の招待で、全米の食育推進のための集まりに参加されるという。ご主人はただ今、日本へご出張中。芳賀矢一の孫と同級生だったとか、話を伺っていると頭がくらくらした。

 また宿舎までわざわざ車で送っていただき、お別れをした。ハグというものを初めてやった。こちらのTVで何度も目撃し学習?していたので、うまく行ったと思う。自信がついたから、帰国後は誰彼なしにハグしてみようか。セクハラ!と問題になるかもしれん(そうしたら万々歳だな)。

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2 コメント

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主客の会話 (亭主)
2010-06-04 20:29:25
主客の会話は日本語でした。
専門用語?は日本語。
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本格的ですね (O社長)
2010-06-03 08:41:28
植物園の茶室は本格的なつくりなので興味があったのですが、あそこでお稽古とはうらやましい限りです。
Tim先生は英語での指導とのことですが、主客の話しも英語なのでしょうか?

私が習った頃、和巾は由緒を長々と説明しましたし、流し点ては 主客が向き合い話しをするのが主旨ですよね。 外国語でやるのは、何やら面白そうな感じです。

>ハグ
あれは廻りを気にしたら駄目ですよね。
良く見ると、相手が手を広げた後に、お互いが納得する微妙な間があるような気がします。
相手が嫌がって間を外すのを見たこともあります。(女性からは拒絶OKなようです)
その間に、心の準備があって、暗黙の合意のあとは収縮運動あるのみでしょうか。

二回目以降は、反射行動なのかもしれません。(笑)
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