18:00から大学近くのホテルにて、源氏物語研究書の刊行を祝う会があり、伊井春樹先生のミニ講演をお聴きする。ハルオ・シラネ先生、トーマス・ハーパー先生のスピーチも拝聴した。シラネ先生のお姿を久しぶりに拝したが、お元気そうだった。伊井先生と、鈴木登美先生に、「レリーサ」のお猿のクッキーを差し上げ、お年賀といたしましたとさ。
昨日はフランス留学から帰ったという女子学生が挨拶に来て、土産に彼の地のチョコレートをくれたから、周囲に配りまくった。一応、私も一つだけいただいたけれども、箱が実に洒落ていた。
さて、花札演習は、来週は修士論文口述試験のため授業は無い。変な開き方をするので、今日は先週の続き、映画「乾いた花」を取り上げて、映画と花札といったトピックスで小括を試みた。次回が最終回とあいなる。
「うつわや釉」のNさんから、水指の蓋が出来てきたけれど、注文と色が違っていたので、塗り直してもらうと連絡が来た。まあ、拝見してからということにして、神楽坂方面へ歩き、「汐見」を目指す。途中、B学部のU教授とばったり。本年度でご定年にて、最終講義の立看板が出ていた。U教授は図書館長をなさったが、その時私は、助教授ながら資料担当副館長を、2年弱ほどの間拝命したのだった。いよいよ年貢の納め時と、おっしゃっておりましたわ。
「汐見」は空いていた。蕎麦御膳をお願いし、米の汁を1本付けていただく。このお店でも、私は覚えていただいたらしく、お箸は出て来ない(My箸持参なのだ)。鯛の煮付けが美味しかった。
そのまま歩いて神楽坂を目指す。「レりーサ」でお猿のクッキーを買った。「うつわや釉」には、Nさんだけでなく、オーナーのTさんもおいでで、今年もよろしくとご挨拶。さて誂えた蓋は、茶と指定したのが黒く塗られていたけれど、これはこれで男っぽい(この表現はマズいかなあ)感じがして、悪くないと思った。このままで結構ですとお返事して、代金を支払う。箱をお願いしてあるので、品物はそのままお預かりいただくことにした。この水指、ほんらいは花入なんだと思う。しかし、ピピピンと来たんだよね。自分で水指買うのは、初めてなんだけれど、抱きしめて頬ずりしたい気がする。だんだん、陶磁器フェチになってきたかも。(・・;)
「かもめブックス」を覗けば、今野真二さんの新しい図録本が面白そうで、思わず購入する。これでポイントカードがいっぱいになった。しかし今野さん、本を出しまくっておいでになるが、すごいよなあ。私も近々、語学関係っぽい論文をひとつ出しまする。月曜に印刷所に送った初校が、今日、もうPDFで届いた。早いよねえ、まったく。