自然な栽培と共にサラリー農業

自然な栽培を通してサラリー農業の可能性を探求。時間がない中、汗をかき、知恵を出す!!自然の循環の鍵は「土」にあった。

発酵と腐敗3 考察と展望

2010-11-25 20:27:38 | 日記
曇り

腐敗実験を始めて45日が過ぎ明らかな違いが見えて来ました。



私が栽培したサラリー米は発酵が進みアルコール臭が強く
香ばしい香りになっており更に白濁していました。

芸術米や慣行栽培米はアクの様な赤茶色に変色しています。
特に慣行栽培米が酷いです。オマケに腐敗臭もきつい。
腐敗実験ですからカビにまみれるならわかりますが
赤茶色の液体の正体は何でしょうか?分析をかけるべきかな!!
良く嗅いでみると牛のフンの様なアンモニア臭のような感じもしますね。

たまたま電気工事の打ち合わせに来た吉川君にも見てもらい
糖度の検査もしました。見ているのは糖度計です。
初めて見たためか「凄い!」とハシャイでいましたね。

前回、サラリー米は13でしたが16にUPしていました。
ちなみに慣行栽培米は6でした。

サラリー米の変化を少し考察すると日本酒は白米がアルコールに変化するには
麹菌が殻の硬いタンパク質を分解し酵母菌が糖をさらに分解しアルコールが精製されます。

麹菌や酵母菌がなければ日本酒は出来ません。しかしこの菌は自然界に浮遊しているとしても、こんなに都合良く私の家にいたのかな??

ともあれ、何故私のお米だけ発酵したのか?
条件は同じですから少なからず似た状態になっても
おかしく無いんですが・・・

考えられるのはやはり腐植前駆物質(リードアップ)の効果ではないか!と言う事です。これは土壌を生成するために自然界では絶対的にかかせない物質です。尚且つ、酸化還元能に優れ抗酸化力を高めてしまうのです。要するに腐敗しにくい状態になるのです。人間で言えば老化しにくい状態です。

今回、私のサラリー米は麹菌が活動しやすい環境に導かれたと推測されます。

コメント集
でも土壌菌様からご指南頂いた「発酵しながらも腐植化反応を示す御米」に近づいている現象と思います。
それでは「腐植化反応を示す御米」とはどんな状態のお米なんでしょうか?
実際に見てみたいですね!

食べれば食べるほど健康になり老化現象が抑えられ若返りのお米として
世界で初めて認められる日も近い気がします。

ちょっと大風呂敷を広げすぎかな
でも大きな夢を追いかけ来年のお米作りに精を出したいと思います。

PS:吉川君は子供が離乳食を始めたので、どうしてもサラリー米を食べさせて上げたいと訴えて来ました。嬉しい事です。友達のストック分を1俵分けてあげました。。。今日も良い事をしました
コメント (2)
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