豊(ゆたか)コシヒカリを知ってますか?僕は知らなかったぁ~

コシヒカリは日本で最も人気のある「うるち米」ですね
これまでも。。。これからも
これ以上のお米は出てこないとまで言われている最高傑作のお米でもあるようです。
そんな中、豊コシヒカリの存在を偶然知ることになりました。
コシヒカリは食味は最高だが「倒伏する!!病害に弱い!!」と生産者を悩ます一面も持ち合わせていましたが井原豊氏が18年かけ選別し続けついに短稈・早中生の特別コシヒカリを完成させた歴史をもっているそうです。
井原豊。。。?
どこかで聞いたことがあるなぁ~と思いきや。。。
そうです「への字栽培」で有名な、あの井原豊氏でした。
まさか井原氏がブランド米を開発していたとは驚きと感動でした。
今年から栽培するお米は迷わず「豊コシヒカリ」に決定







昨年はイセヒカリを栽培し、今年は豊コシヒカリと出会う巡り合わせには感謝です。
南国鹿児島の地で、この2種類を自然栽培している生産者はいません。。。たぶん
こんな組み合わせの栽培が出来るのも個人栽培の強みですね
何だか更にやる気が出てきました
さっそく井原豊氏 著「ここまで知らなきゃ損する痛快コシヒカリつくり」を購入。

23年前の1989年発刊ですがとても読みやすく分かりやすいですね~
への字栽培の意味がようやく分かりました。ただの形を現したモノではありませんでしたね。育苗から稲刈りまでのトータルを表現してるんですね
それに」観察する視点がやはり違います。。。いや~勉強になりました。
残念ですが井原氏は既に他界されていらっしゃいますから
「しっかりとその熱き想いを引き継がねば」
と強く想いを馳せています
今年からはイセヒカリと豊コシヒカリの栽培となり九州の代表でもあるヒノヒカリは栽培しません。僕的には気候風土に順応していないのでは?と考えています。
色々試しながら「納得いくお米を栽培したい」と思っています。
「のうけんさんより引用」
短稈・早中生の良食味品種
コシヒカリの極良食味を失わず、欠点の倒伏性を改善して、出穂期を日本晴並にもっていくための純系個体選抜を18年間続行して探り当てた品種である。
●特性
出穂期は、「コシヒカリ」と比べ5月上旬の早期栽培で3日、6月上旬で5日、6月下旬の普通期栽培では7日遅れる粳種である。
耐倒伏性は試験地においては、「コシヒカリ」より稈長が25cm短く、ワラには柔軟性があり、挫折倒伏もなく"やや強"ではあるが、多肥ではわん曲倒伏がある。収量性は「コシヒカリ」より60~120kg多収である。
玄米の見かけは、「コシヒカリ」と区別がつかないが、わずかに大粒傾向である。 腹白、心白の発生は過去皆無であった。アミロース含量が「コシヒカリ」より若干高めの傾向ではあるが、消費者多数と家族の官能試験(5年間)では総合的に 「コシヒカリ」を上回る評価を得ている。
●適地
関東、北陸以西、九州、四国の「コシヒカリ」栽培地帯。
●栽培上の注意
紋枯病には強いが、イモチ病、白葉枯病には"やや弱"なので適期防除に努める。耐倒伏性には「コシヒカリ」と同じわん曲倒伏する形で多肥に耐えるが、早期の極端な施肥は倒伏を招くので留意する。出穂のバラつき、高温多照年は出穂の遅れが見られる。